みなさん、ごきげんよう!林務課の WR+BS+GC+w です。
長野市内は摂氏35度の猛暑日の某日、みどりの少年団指導者スキルアップ研修に参加してまいりました。
場所は標高1265mにある菅平高原アリーナ。当日の長野市(標高378m)と比較すると、10℃近く涼しいというまさに別天地のような場所です (理論上は(1265m-378m)×0.65/100≒5.8℃)
素晴らしい青空
例年だとラグビー等の合宿でもっとたくさんの選手がきているとのことですが、さすがに今年は少ないですね。残念すぎます
午前中はアリーナ体育館内での研修でした。
まずは、エックス都市研究所主任研究員の河野有吾さんを講師にお迎えし、「木製ストロー制作と環境教育」の研修です。
河野さんは、環境コーディネーターとして「ヨコハマSDGsデザインセンター」で、SDGsの実現に繋がる活動を進めていらっしゃいます。
その活動の1つとして、横浜市の小学生向けに木のストロー作りワークショップを行っているということで、今回は我々にもその方法を教えていただきました。
横浜市の水源である山梨県道志村の水源林のスギ間伐材から作られた経木(紙と同じくらい薄くスライスした板というかシート)にノリを塗り、金属の棒に巻き付けて筒状にします。
※森が水の源を守っていることについては、林野庁のサイトにとても分かりやすくかわいいマンガが掲載されています。林野庁「マンガで知ろう!森林(森の働き) 森林づくり」はこちら
今回の教材の経木。
みなさん真剣ですね~
方法自体は簡単なのですが、ノリがヌルヌルして、ピッチリと巻き付けるのはなかなか難しいんです
←経木と筆者の作品。
河野さんから完成品(販売しているもの)もいただきました!
この実習を通して、適切な間伐の重要性、間伐材の利用促進、持続的な森林保全と、廃プラスチック問題等を子どもたちに考えてもらうことができそうです
また、現在林務課で実施している「みんなで木づかいゼロカーボンプロジェクト」にも通じるのではないでしょうか。
昼休みには、参加者全員にレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」が配られました。(この本が子育ての参考になったという方も多いのではないでしょうか。)
そして、この名著を読み解いて「感動を伝えたい自然の写真撮影をする」というお題が出されました
←筆者は菅平の涼しさに感動したので、それを写真で表現してみました。
さて、午後は涼しい屋外での研修です。
グループに分かれて、①学校や各地区の課題・悩み事、②活動アイディアについて話し合いました。
「ワールド・カフェ」方式。
ざっくばらんにいろんな意見が出て、それを他のグループに届けることができるので、発想がどんどん膨らんでいきます
今回の研修内容はとても素晴らしかったので、ぜひ少年団の子どもたちに伝えたいと思いました
そのためにも、学校の先生方にもっと参加していただけるように宣伝すればよかったかな?と感じた次第です
菅平高原アリーナは平成30年9月1日にオープンしたとてもきれいな施設で、周辺は芝生の広場もあって木陰は涼しいし、館内のトレーニングルーム(500円/1時間)やシャワールーム(100円/1回)も良心的な料金で利用することができて、お勧めです
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