商工観光課のえみフライです
県では、信州ワインバレー構想を策定し、また、その実現のために協議会が設立されたところですが、ここ千曲川ワインバレーは、気候と水はけがよい土壌がワイン用ぶどうの栽培に適しているといわれ、おいし~いワインをつくっているワイナリーがあります。7月26日に、その1つである「楠ワイナリー」を訪れ、社長さんのワインづくりに対する熱い思いを伺ってきました
楠ワイナリーは2011年11月にオープンしたということで、まだ1年半という新しいワイナリーです。ワイン色の窓枠ががとっても素敵な外観です
新規就農して10年という楠社長ですが、20年間のサラリーマン生活をした後、ワインをつくろうと決心し、42歳でオーストラリアのアデレード大学大学院で醸造学、ぶどう栽培学を学んでぶどうづくりを始めたそうです。その後、故郷の須坂市に戻ってきて新規就農し、まずはぶどうの栽培をはじめて、3年目に近くのワイナリーに委託して、初めて収穫したぶどうでワインをつくったそうです。
この写真は、楠ワイナリーの敷地内にあるぶどう畑ですが、2年目ということで、まだ収穫には至らず…来年はこのぶどうでつくったワインをいただけるかもしれませんね
ワイナリーをつくれば、人が集まるというわけではない、ワインの品質でワインは選ばれる。ただ、品質のよい、おいしいワインをつくっても、売るということがなかなか大変のようで、そんなワインをどのように知ってもらって選んでもらうかというところで苦労されているようです
いろんなイベントにできるだけ参加しているという楠社長。私たちが訪ねた日も、イベントの打ち合わせ中でした。ショップ内には、おいしそうないろんなワインが並んでいました
みなさんお気づきとは思いますが、楠社長のポロシャツの色もワイン色でしたよ
これから、新たにワインづくりを始める方には、「どういうワインをつくりたいのか、それをどうやって売るのか、ポリシーを持ってきちんと方向性を決めることが大切」とワインづくりへの熱い思いをお話してくれました。
ワインを地域振興に繋げていくには…難しさも感じつつ、社長のお話の中にあった「ワインは食事と一体のもの」「ワインツーリズム」、様々な可能性も感じられた一日でした。
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