ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

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須坂から発信!小水力発電の長野モデル

環境課のМです。

この度、須坂市内を流れる米子川の砂防ダムを活用した小水力発電施設の建設が始まることとなり、12月19日に現地にて安全祈願祭と起工式が開かれ、県からは中島副知事ら関係者が出席しました。

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米子第一発電所と命名されたこの発電施設は、県管理の鳴岩ダム(下の写真)の水を導水管で400メートル流下させ、約35メートルの落差を利用して毎時200キロワット(一般家庭約300世帯分)を発電、固定価格買取制度により全量を中部電力に売電する計画です。

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事業主体は、東北信地方の企業5社(協栄電気興業(長野市)、鈴与マタイ(佐久市)、北條組(長野市)、ミツワヤンマー(長野市)、須坂水力発電(須坂市))が共同出資して設立した新会社「長野エネルギー開発」(須坂市)で、将来は米子川下流にさらに2つの小水力発電施設の設置なども検討しています。

この事業の特徴としては、

①使途が限られる強酸性の米子川の豊富な流水と落差のある地形の有効活用

②独自技術を持つ地元企業が結集したコンソーシアムによる事業推進体制

③発電施設の見学等を通じた環境教育や地域活動への貢献

などが挙げられます。

環境課ではこれまで、この事業における事業性評価や概略設計などを補助金により支援したほか関係機関との調整を図るなど、自然エネルギーの活用促進を図る小水力発電事業としてその実現に協力してきました。

今回の取組は、地域の自然環境や地元企業の技術や資金を活用した地域主導型の事業であり、ここで培われた技術やノウハウは、県内にとどまらず広く全国を視野に入れた長野モデルとして発展していく可能性を秘めていると考えられます。

管内には、豊富な水量や落差のある河川を活用した小水力発電の拡大を図る余地があると見込まれており、今後も様々な事業主体と連携・協力しながら自然エネルギーの普及拡大を図るための取組を進めてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

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