2022.11.30 [ 長野地域の【環境】 ]
水のおはなし②「水質汚濁事故の対策をお願いします!」
こんにちは。環境・廃棄物対策課のSIです。
最近は寒さを感じる朝も多く、いよいよ冬が近づいてきたなと実感しています。
個人的な秋の振り返り。今年は小布施町で栗の収穫のお手伝いをしてきました。
収穫された栗は町内外の菓子店へ出荷される他、直売所等で販売されたということです。収穫後は、四季折々の農作物を丁寧に生育されている農業者の皆様に感謝しつつ、モンブランや栗菓子を美味しくいただきました。
さて、農業や工業、水道など生活に必要不可欠な水ですが、油や農薬、薬品等が河川に流出する事故が発生することで、魚などの生物や農作物、水道水源などに影響を及ぼすことがあります。
(以下写真及び掲載内容の一部については、長野県ホームページから引用)
特に、暖房器具等を多く使う冬場に多く発生していますので、以下の点に特にご注意ください。
ホームタンクを使用する皆様
- 灯油ホームタンクから灯油を小分けする際に灯油を流出させる事故が多発しています。ホームタンクから灯油を小分けする際は、その場を離れないでください。また、バルブの閉め忘れにも注意してください。
- ホームタンクのバルブや配管が破損していると、そこから灯油が流出してしまいます。タンクや配管に傷みがないか、油量が急激に減っていないか、こまめに確認しましょう。
- ホームタンクや灯油の配管は、積雪の重みや、雪かきの際の衝撃により破損することがありますので、十分注意してください。
- ホームタンクには灯油の流出を防ぐ「防油堤」を設置しましょう。灯油配達業者にご相談ください。
- 流出防止装置(防油堤)の水抜栓は、たまった雨水を排水する時以外、常時閉じてください。
- 詳しくは、最寄りの消防署までお問い合わせください。
事業者の皆様
- 使用時は、配管やバルブからの油漏れがないことを確認してください。
また、大規模な地下タンク等を使用している場合は、貯油量の急激な減少がないことを適時確認してください。 - 給油配管を屋根・壁面等に設置している場合は、屋根からの落雪等により配管、バルブが破損することがありますので、定期的に確認してください。
農薬を使用する皆様
- 使用残りの農薬を不注意に河川等に流してしまうと、思わぬ事故を引き起こすことがあります。
- 散布に使用した容器や器具を洗浄した水は、河川等に流さず、散布むらの調整等に使用してください。
- 不要農薬を処分する場合は、農薬をお求めになった販売店・JA等にご相談ください。
水質汚濁事故を起こしてしまった場合、周辺環境に多大な影響を及ぼすとともに、その処理費用は原因者が負担することとなります。また、農業や漁業等へ被害が及んだ場合、費用負担が発生することもありますので、十分ご注意をお願いします。
早期発見・早期対応が、汚染の拡大防止につながります!
油や農薬等の化学物質の流出が確認された場合は、すぐに最寄りの消防署・市町村又は所管する地域振興局へご連絡をお願いします。
今年も寒い冬が予想されます。
お体に十分お気を付けいただくとともに、水環境保全のためご注意・ご協力をお願いいたします!
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長野地域振興局 総務管理課
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