ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山))

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【長野工業振興会】記念講演会「自然×ICT体験から育つモノづくりスピリット」が行われました

平成29年5月29日に長野工業振興会の平成29年度通常総会が行われ、記念講演会として、株式会社アソビズム 代表取締役CEO 大手智之様からご講演をいただきました。

 

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講演テーマは、「自然×ICT実体験から育つモノづくりスピリット」。

お話は、ご自身や家族のことを交えながら、ゲーム業界のこと、長野のこと、これからのものづくりのことなど多岐に渡りました。

 

~~以下、お話の概略~~

 

ものをつくるのは人間であり、働く環境づくりを大事にしている。社内に打合せスペースとして、ファミレスのボックス席(ファミレスよりも豪華に)をつくったり、バーのようなラウンジ、もちろんゲームのできるスペースや麻雀卓があったりとオフィスに「アソビ心を」との大手様の想いのこもったオフィス。そして社長室は山小屋とインパクトのある造り。

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携帯電話にウェブ閲覧サービス(iモード)が登場して以降、ソーシャルゲームが登場し、スマートフォンの普及台数が16%を突破した。それに伴い、家庭用ゲーム機が主流であった市場の構造もスマホなどのモバイルやPCオンラインなどが大半を占めるようになるなど、急速に変化するゲーム業界において、電車の待ち時間などスキマ時間3分あればできるゲームなど「ニーズ」をつかみ、「自分たちが本当に楽しいと思えるゲームを作る」ことで成長してきた。

 

子育ての環境を考えたことをきっかけに長野に移住。NPO法人「大地」にて、子ども2人は田植え、窯炊きごはんなど、自然の中で身体を使って多くの事を体験して育っている。3歳より大きな子であれば、山にも登ることができる。出来ないと思うようなことでも大人と同じように出来る。5歳の子どもと50歳の大人を比較すると体力は同じだが、子どもはまだメンタルが弱いため、そこをサポートすることで大人と同じように出来る。

ICT教育プロジェクト「未来工作ゼミ」(運営:アソビズム)で2016年に開催したサマーアドベンチャーキャンプでは、子どもたちが「キッズマルシェ」を開くため、出店にご協力いただける方々にモノづくりに関わるお話を聞き、プロモーションのため自分達で発信したり、各分野の専門家が行うワークショップへの参加など体験させ、思いっきり楽しませる

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長野は教育県と言われており、ゲームは悪だという印象がある。子どもたちは、外で遊びなさいと言われて育つ。このような環境下、ICTリテラシーをもった大人も少ない。これまで学校にはパソコン室があっても、理数系の先生がボランティアで管理していた程度であり、2020年から小・中学校のプログラミング教育が必修化するが、教えられる先生がいない。

本当に必要なことをどのように教えていくか。アソビズムでは、プログラミングでゲームを作るなどのワークショップを行っている。

 

今後のものづくりは、お客さんのニーズが多様化する。それに対応するために、仕様を共通化し、材料の供給から製造管理、機械のメンテナンスなどAIに任せるようにする「インダストリー4.0」の普及が見込まれる。共通の仕様にすることで当然競争相手も増えるが、オリジナリティ、つまり自分たちの哲学を持つことで、生き残っていける。

 

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以上、働く上で「アソビ心」「自分たちが本当に楽しいと思えることをやる」ということ大事だなと大手様の想いが伝わってくる講演会でした。

長野工業振興会の会員企業の皆様にとっても非常に有意義な時間になったのではないでしょうか。大手様のお話を刺激に長野地域の製造業がますます元気になるような活動を期待しております。

 

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