みなさまごきげんよう。林務課のｗです。

10月26日に、日亜鋼業株式会社と高山村の森林（もり）の里親契約調印式が開催されました。

日亜鋼業株式会社が、高山村内の森林整備について、必要な資金・物資の支援をするという契約です。

整備した森林の面積に応じて、長野県の森林CO2吸収評価認証の申請もしていただく予定となっています。

日亜鋼業株式会社のAさんから、森林の里親契約について問い合わせがあったのが６月。

契約締結まで本当にアッという間でしたね～

日亜鋼業株式会社は、兵庫県尼崎市に本社のある線材加工製品の会社です

（詳細は日亜鋼業株式会社のサイトをご覧ください）

　　筆者の出身地に近いので、とてもうれしいです～

様々な製品の中でも、特に耐食性と防護性にすぐれた獣害防護柵を得意としています🦌🐒

一方、「日本で最も美しい村」連合に加盟する高山村では、自然が豊かであるがゆえに、サル🐵やイノシシ🐗などの獣害に悩まされるというジレンマを抱えています

ということで、実は高山村では、２０年前から少しずつ日亜製「サル用電気柵」を設置していて、現在その総延長は２８ｋｍにもなっているんですね

日亜と高山村のつながりは、今回が初めてではなかったんです

さて、調印式の会場は、「信州たかやまワイナリー」。

今、まさにワイン用ブドウ🍇の収穫まっさかり

新しいワインの仕込みが始まっています

抜けるような青空、北アルプス後立山連峰、北信五岳、そしてブドウの収穫の風景。

（ちなみに、高山村の気候は、フランスのブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方に似ているらしいですよ）

素晴らしいシチュエーションでセレモニーが開催されました。

大西社長、内山村長、中坪局長からご挨拶がありました。

工業製品を扱う企業の責任として環境に貢献したい日亜鋼業株式会社、「日本で最も美しい村」連合の一員としてこの環境を未来へ残したい高山村、この両者を長野県森林づくり県民税事業の森林の里親促進事業によって、完璧なまでにマッチングすることができました。エヘンｗ

まさにWIN＆WIN！！そして＆WINEなのではないでしょうか

覚書にサインを取り交わしていただきます

無事、調印が完了しました

地域の林業関係者のみなさまと🌲🌳

場所をかえて、冠雪した後立山連峰がバックです

それにしても、素晴らしい景色ですね～

ワイナリーの敷地内に記念植樹をしていただきました。

高山村S係長曰く、ワインにちなんで赤と白のナンテンを植えていただきました

このナンテンの周囲に日亜の防護柵をデモンストレーション的に設置する予定です！

続きまして、日亜プレゼンカーによる日亜鋼業の製品紹介。

対象の動物によって獣害防護柵にも色んな種類があるんですね～

末永く高山村の森林を守ってくれる頼もしい味方です。

これらのフェンスは、鉄（Fe）と亜鉛（Zn）でできています。金属は、長～い目で見ると、自然に還る環境に配慮された物質である、との説明がありました。確かに、金属はもともと地殻に含まれてるからね～。

さらに、高山ワイナリー醸造責任者の鷹野さんから、ワイナリーについて詳しい説明と工場見学がありました。

高山村は、標高が高く冷涼な気候、年間降水量が少なく長い日照時間、砂礫質な土壌など、果樹栽培に非常に適した地域です。

一方で高齢化や後継者不足で遊休荒廃農地が増えるなどの課題もあります。

これらを解決する方法の一つとして、高山村のワインぶどう🍇からワインを醸造・販売するためのワイナリーがスタートしたんですね～

最近、森林の里親契約について、特に都市圏の大きな企業から多くの問い合わせがあります。

CSR、ESG、SDGｓ等、企業が環境に貢献しなければいけないという場面で、長野県の森林に目を向けていただけるのは、本当にありがたいことです。

忘れてました！高山村といえば、温泉もマストですね！！