2015.05.18 [ 長野地域の【農業】 ]
長野地域の花き紹介~その3~
こんにちは。農政課のしゃっぽです。
長野地域の花き紹介第3弾は、“シャクヤク”です。
5月15日(金)から長野合同庁舎正面玄関受付に展示しています。
今回は、JAグリーン長野管内の長野市若穂で生産されたシャクヤクです。
展示した品種は次の5品種です。
赤:小島の輝 濃いピンク:夕映 ピンク:サラベル、富士 白:ラテンドール
シャクヤクは、豪華且つエレガントな花を咲かせ、香りもよく、高貴な美しさを漂わせています
昔から美人を形容する例えとして「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿は百合の花」と言われていますよね。
シャクヤクはボタン科の多年草で、冬季に地上部(茎や葉)が枯れ、根の状態で休眠します。
日本には、平安時代の頃に薬草として伝えられたそうです。その後は観賞用として多数の品種が作られてきました。日本独自の「和シャクヤク」に欧米からの「西洋シャクヤク」が加わり品種改良がされ、数多くの品種が作られています。花形や花色が多彩で、花壇でも切り花としても楽しめることから人気が高いです。
JAグリーン長野さんによると、管内では、長野市若穂を中心に、更北、篠ノ井、大岡と生産者が増えていて、現在は40名いらっしゃるそうです。
ここ数年新たに栽培に取り組む方が増えているので、将来的に楽しみな品目だそうです。
大岡で3年目のほ場です。
シャクヤクの栽培ポイントは、わき芽を撤去し1茎1花にすることと収穫後の防除作業だそうです。
わき芽撤去作業の様子
今年の出荷は5月3日にスタートし、出荷ピークは5月16日頃で、6月10日頃まで出荷されているそうです。
今年の生育状況は、初期の頃は低温日照不足で遅れ気味だったのが、4月中旬以降に高温が続いたことで一気に生育したそうです。
今が出荷最盛期!出荷は固いつぼみの状態で。
長野地域のシャクヤクの生産量は、平成26年は11万本でした。JAごとの内訳は、JAグリーン長野が5万5千本、JAちくまが3万9千本、JA須高が1万6千本です。
色鮮やかなシャクヤク。見事ですね~
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