2022.10.05 [ 長野地域の【農業】 ]
新人奮闘記@農業農村支援センター⑤ ~小森茄子試食会の巻~
お久しぶりです!
長野農業農村支援センター新人のYです😎夏が過ぎ、朝晩は冷え込んできましたね🥶私的には晴れて初心者マークも取れ、仕事への熱の入れようもアップさせていこうと思います。
さて、今回は更級農業高校と一緒に企画した信州の伝統野菜「小森茄子」の試食会の様子をお伝えしようと思います😍
まず、小森茄子というのは長野市篠ノ井の小森地区で農家1軒のみが栽培する信州の伝統野菜です🍆巾着型で他の丸茄子よりも重量感があり、おやきや天ぷらにするとおいしいです😋😋
数年前より、「小森茄子を存続させたい」と農家さんから更級農業高校へ依頼があり、高校の農場で毎年栽培をしています。しかし、先生たちも異動などがあり、いつまで継続できるか不安とのことから農業農村支援センターへ相談があり、栽培希望者や取扱希望者を対象とした試食会を企画することになりました💪
約2ヵ月の準備期間を経て(この間、新型コロナウイルスの感染レベルの関係で延期を余儀なくされましたが)、当日は高校生含め33名が出席、報道機関3社にも参加いただくなど、活気ある行事になりました🙌
今回の企画の柱は、~伝統野菜を「知って」「魅せて」「食べて」再興しよう~です。
試食会前半は、長野地域園芸振興推進協議会の西沢滝太会長による「信州の伝統野菜」の説明や、風土リンク(信州東福寺小森なす本舗)の滝沢知寛さんによる小森茄子の品種特性に関するお話に耳を傾けました😊
(滝沢知寛さん)
貴重なお話を伺った後は、実際に茄子を栽培する高校の農場へ行き、収穫後半期の茄子の様子を見学しました。特に栽培希望者の方は熱心に栽培者の方に質問をされるなど、小森茄子について「知って」いただき、栽培への意欲を感じることができました🤗
小森茄子について「知った」後は、試食用の茄子を「魅せる」取組として調理していただきました。調理を行ってくださったのは、長野県調理師会会長であり、日本料理「ゆ庵」庵主の湯本忠仁さんと副料理長の小笠原理香さんです。長野県で伝統野菜のイベントに数多くご協力いただいている関係からお声かけさせていただいたところ、快く引き受けてくださいました。高校生3人も補助役として大活躍✨
そして、お待ちかねの試食(「食べる」)です!みんなで食べた茄子のフルコースがこちらです⭐⭐
「小森茄子信州味噌仕立」「小森茄子ヘルシー丼」「なすいなり寿し」というメニュー3品が振舞われ、茄子の意外な料理方法、特に「なすいなり寿し」に感嘆の声が漏れていました。
意見交換会の最後には、更級農業高校の伊藤校長より、「今回の企画は、学生にとっても良い機会となった。学習の一環として伝統野菜について学ぶだけでなく、メニューの考案など一歩踏み込んだ取り組みもできるとよい。」という高校生へのエールも聞かれました。
今後は、栽培希望者の方向けの栽培マニュアルの作成や播種指導会の開催など、当センターの機能を存分に活用して、小森茄子の生産振興と普及に力を尽くしたいと思います!!
ではまた🖐
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