2022.07.04 [ 長野地域の【農業】 ]
新人奮闘記@農業農村支援センター② ~接ぎ木の巻~
こんにちは!
長野農業農村支援センター新人のYです🔰
今年は梅雨明けが早く6月から猛暑で、みなさんお体大丈夫でしょうか?
前のブログでもお伝えしましたが、事務系の私でも現場へ行く機会があります。行って初めて知る農業の知識も多く、今回は野菜の「接ぎ木(つぎき)」についてお話させていただこうと思います。
農業をされている方にとっては、「接ぎ木」なんて知っていて当たり前!だとは思いますが、農業素人の私はその存在を全く知りませんでした😫
「接ぎ木」とは、近い分類の植物同士をつないで、1つの植物として育てる方法です。
上の写真は台木がかぼちゃ、穂木がきゅうりとなっています。
きゅうりの根は病気に弱いため、病気に強いかぼちゃを台木にして(根を借りて)成長しています🌱ちなみにどちらもウリ科の植物です(出来るだけ近い科の植物を接ぎ木すると成功率が上がるそうです!)
接ぎ木部をよく見ると種類の違う葉が生えているので、接ぎ木だとわかりやすいですよね!
次はこちら!
これは台木も穂木もトマトの接ぎ木苗です。
じゃあなんでわざわざ一回切って接ぎ木してるの?となると思いますが、台木は美味しくないけど病気に強いトマト、穂木は病気に弱いけど美味しいトマトなんです🍅🍅つまり種類の違うトマトを接ぎ木しています🍅🍅植物から「支えあいの精神」を学ぶ良い機会でした😊
このようにどの組み合わせだと相性が良いかを調査するのも県の仕事なんですね~
ただ、接ぎ木には技術も必要で、当センター技術経営普及課が技術指導を行っていますが、県だけでは広めることができません。
そこで、市町村や農業協同組合、農家のお力をお借りして、多くの農家に技術を広めるなど、日々長野県の農業を良くしようと努力しています。
次回も農業の基本的な話題になってしまうかとは思いますが、今後もお読みいただければ幸いです。
ではまた🖐
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