2021.06.01 [ 健康長野地域の【暮らし】健康づくり ]
禁煙週間
こんにちは、長野保健福祉事務所のYOUです。
5月31日~6月6日は禁煙週間です
期間中は、長野保健福祉事務所正面玄関ホールと長野合同庁舎1階県民ホールで普及啓発コーナーを設置しています。たばこによる害のパネルや受動喫煙についての掲示がしてあります。
今年度の禁煙週間のテーマは、「たばこの健康影響を知ろう!~新型コロナウイルス感染症とタバコの関係~です。
たばこには、「三大有害物質」が含まれていて、
それはニコチン、タール、一酸化炭素ですべて毒性が強い物質です。
タールは、たばこのヤニのことです。
このタールにはニコチンをはじめとする有害物質や発がん性物質が数多く含まれていますが、タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンゾピレン・芳香族アミン類・たばこ特異的ニトロソアミン類などがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が約70種類含まれています。
ニコチンはアルカロイドの一種で、神経毒性の強い猛毒です。
たばこの葉に含まれており、喫煙によって煙から体内に取り込まれます。血液中のニコチンは急速に全身に広がります。中枢神経にあるニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR)にニコチンが結合すると、報酬系と呼ばれる神経回路に作用して心地よさをもたらします。喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。
また、強い血管収縮作用があるため毛細血管を収縮させ血圧を上昇させます。中毒性があり、子供が誤ってたばこの葉を食べたりすると中毒を起こし、死に至ることもあります。
一酸化炭素(CO)は無味無臭の気体で極めて毒性が強い物質です。
頻繁に喫煙する人は慢性的な酸素欠乏状態となります。このため一酸化炭素は血管の動脈硬化を促進するともいわれ、心筋梗塞や脳梗塞をも引き起こします。
そして、一酸化炭素は酸素の200倍も血液に溶け込み、酸素の運搬を妨げます。
だから、息切れを起こしたり運動能力が落ちるのですね。
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