信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

ろもうマンのくねくね日記 その30

ろもうマンのくねくね日記 その30
「哀愁のヨーロッパ、ロモウマン・イン・オーストリア① の巻」


いきなりだけど、オーストリアだよ!

えっ?何がって?
行ってきたんですよ、オーストリアに。
オーストリアの国立オシアッハ森林研修所で開催された、
「トレイン・ザ・トレーナー特別講座(研修講師養成講座)(※注)に紛れ込んできたんだよ。
オーストラリアと間違えて飛行機に乗ってしまった訳じゃないからね!

えっ?わかったから、前置きは省いて早く話せって?
しょうがないなあ・・・


成田空港から、ウィーンに向けて出発だよ。
えっ?そこからかい、って?

そこからだよ!

10時間を超えるフライトは大変だったよ。いくらボクの体がくねくねしているといってもね。

ウィーン国際空港に到着後、ウィーンの街を尻目に、すかさず飛行機乗換えで向かったのが、ケルンテン州のクラーゲンフルト空港。

クラーゲンフルト空港からは、バスで国立オシアッハ森林研修所に直行!

ちなみに、今回訪れたケルンテン州は、オーストリア南部に位置してて、スロベニアやイタリアと接しているんだよ。



上の写真は、研修所周辺の風景だけど、どう?
日本、特に長野県の風景と似てない?
広がっているのは牧草地だけど、これが田んぼやレタス畑だったら、長野県のあの辺だ、なんて思ったよね。

オーストリアといえば、アルプス山脈が、どーんと国内を貫いていて、急峻な地形のイメージがあったけど、今回訪れた地域は、アルプス山脈の中には位置づけられるんだけど、その中でも比較的緩やかな山がある地域なんだね。この緩やかな地形は、かつて氷河に削れらてできた地形なのかな?


かと思えば、こんな岩山も、結構見られたりして、なかなか単純な地形、地質ではないな、といったところだね。


ちなみに、岩山の上には、こんな古い城跡があちらこちらで見られたよ。
さすがに日本にはないね。

ちなみに、オーストリアは雨が日本より少ないと言われているけど、ケルンテン州周辺では、年間降水量は、1,000ミリ程度のようだ。長野県では松本近辺のここ数十年の平均が1,000ミリ程度だから、そんなに違わないんだね。

それと、研修所周辺の標高は500~600m。これも松本近辺と同じくらいだよね。

ところで、オーストリアについて、簡単におさらいするよ。

オーストリアの国土の大きさは、北海道より少し大きいくらいで、当然海はないけど、湖がたくさんあるよ。今回の研修所も、オシアッハ湖のほとりにあったんだよ。


オシアッハ湖

オーストリアの森林は、トウヒが圧倒的に多いんだ。そのトウヒを中心にした林業がさかんで、機械化された木材生産システム、国内の大規模な製材工場などによって、林業が地域の基幹産業になっているんだよ。


研修所周辺のトウヒ林



上の写真は、オシアッハからウィーンに移動する際の電車からの風景だけど、あちらこちらで、こんな製材工場や、木材を積んだ列車が見られたよ。

というわけで、今回はここまでだよ。

研修については次回から紹介するよ。当然、路網の話もするからね・・・

えっ、あまりに今回は導入部的すぎないか、って?

お楽しみはとっておくものだよ!
とにかく、オーストリアは林業先進国なんだよ!

それはそうと、ロモウマン・イン・オーストリアって、イングリッシュマン・イン・ニューヨークみたいじゃない?

えっ、どうでもいいって?

・・・・・またね!

※注)ろもうマンが、あまりにもざっくりとした説明しかしないので、フォローします。
今回ろもうマンが紛れ込んだのは、林業の指導者を対象とした5日間の研修で、技術交流等を目的として、日本人向けに開催されたものです。
今回は日本からおよそ30人が参加。うち長野県からは9人(林業事業体、県庁職員など)が参加しました(ちなみに、県庁職員を含む数名は、自費での参加ですw)。

なお、長野県においては、今後、先進技術の導入、連携などを目的として、オーストリアと交流を積極的に進める予定です。

次回からのろもうマンの報告を、あまり期待しすぎない程度にお待ちください。

by (ろもうマン) ;かっころもうマンと読む

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