2013.12.29 [ ろもうマン ]
ろもうマンのくねくね日記 その35
ろもうマンのくねくね日記 その35
「なんか理屈っぽくってね・・・オーストリアまとめ! の巻」
「皆様、ごぶさたしております。(ろもうマン)(かっころもうマンと読む)です。えっ?誰だおまえ、って?そんな方は、「ろもうマンのくねくね日記 その12」を参照してください。
ろもうマンが、師走であたふたしているから、わたしと、こぞうでオーストリア路網のまとめをしてしまいますよ。ろもうマンの説明は、なんか理屈っぽくてアレだしね・・・ね、作業道こぞう。」
「あい。」
「ろもうマンのレポートでは、林道、つまりある程度の大きさのトラック道の話しかなかったけど、オーストリアには、日本でいう森林作業道みたいなものはなかったのですかね?作業道こぞうは聞いていますか?」
「あい。ようやく出番がきて、ほっとしてるよん。オーストリアにも、林業機械用の路網はあるんだよ。」
「上の写真は、研修所の近くにあった路網だよん。規格的には林道の中で最も小規模な3級林道にも近いような気がするけどね。ただ、写真のような路網は稀で、あまり見ることはなかったよん。
オーストリアでの林業機械用の小規模な路網は、主には上の写真のように、わりと緩い斜面に配置されるイメージなのかなあ。」
「結局、ある程度の傾斜のある山は、前にろもうマンが説明した、タワーヤーダなどの架線系システムで効率よく木材を集めてしまうから、細かい路網はあまり必要ないとも言えるのですかね。作業道こぞうは寂しいかもしれませんが・・・。」
「あい。それだけ、林道(トラック道)の整備が進んでいるとも言えるんだよね。」
「結局、オーストリアで林道の整備が進んでいるのは、地盤が固かったり、雨が少なかったり、条件が良いということもあるのですかね・・・」
「確かに、そういう部分はあるにはあるよん。でも、少なくとも今回の研修中で見た山には・・・
こんな、軟弱な黒色土があったり・・・
林道近くの沢は、こんな侵食があったり・・・
砂っぽかったり、水が染み出てきて不安定な林道法面があったり・・・」
「なるほど。どうやら、まったく苦労なく路網整備ができるほど、条件が良いというわけではなさそうですね。写真を見る限りは、日本とさほど変わらないですものね。
でも、これだけ路網が整備され活用されているには理由があるはずですよね・・・今までのレポートをまとめると、オーストリアの路網は、
・実際の地形や地質等に応じた林道線形(施工監督者や重機オペレーターの資質)
・屋根型構造、石灰質の敷砂利による安定した路面
・こまめなメンテナンス(機械による)
といったあたりにポイントがありそうですね。」
「あい。これらをどうやって日本、長野県の路網整備に落とし込んでいくか、なんだよん。」
「これからの、くねくね日記では、こんな視点で県内の路網整備を考えていきたいもので・・・」
ちょっと、ちょっと、ボクが師走であたふたしている間に、なに勝手にオーストリア編をまとめちゃっているんだい!?
まあ、楽できたからいいか。
ねえねえ、それよりさあ、高級感のある肉マンって、真ん中に具がギュッと固まっていて、なんかこう、もやっと・・・
「それでは皆様、ざっくりとしたオーストリア編でしたけど、お楽しみいただけたでしょうか。今後はこのブログ以外でも、詳しく紹介することができたらいいですね。」
・・・そ、そうだね・・・
・・・・・・・・・・・・・またね!
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