2016.09.26 [ 林業総合センター ]
停電の合間を利用して支障木を整理しました
長野県林業総合センターです。
長野県林業総合センターは、森林に囲まれており、森林・林業の試験研究や教育指導を行う場所としては、非常に良い環境にありますが、研究施設をまたぐように張り巡らされた電線の脇にも樹木が生育しており、年月とともに樹木が成長し、電線に近づいてしまうことがあります。今年も8月に職員で巡視を行ったところ、写真に見られるように電線を切ってしまう可能性がある枝が伸びてきているのを確認しました。
これを処理するためには、電気を止めて処理をする必要がありますが、試験研究材料の保管や気象観測など24時間稼働させる必要がある機器の多い当所では、簡単に停電させることが出来ません。
そこで、年に一回実施している電気の停電点検にあわせて、支障木の処理を行うことにしました。停電点検は、9月21日に電気保管管理業務を委託した中部電気保安協会が行い、写真にあるように構内の電柱に登って点検を行っていただきました。
これに合わせて、電線に引っかかりそうな枝を除去することにしました。
当センター構内には、試験研究や教育普及のために残しておいた方が望ましい樹木も多いため、枝が伸びているからといって、その木を簡単に伐るわけにはいきません。センター開所以来30年近くが経過し、樹木も50年生以上の大木が増えてきたことから、枝を下ろすとは言っても容易なことではありません。
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