2016.08.24 [ 林業総合センター ]
特用林産の幅の広さを学ぶ~森林・林業セミナー~
長野県林業総合センター指導部です。
当センターで実施している「森林・林業セミナー」では、年間30日の研修を通じて、森林や林業に関わる幅広い知識と技術を学ぶことを目的としています。
今年も7月初旬から研修が始まり、8月には3日間かけて特用林産物について学びました。
特用林産物とは、森林で得られる産物のうち、木材を除く産物の総称です。このため、山菜やきのこ、つる、木の実、木炭や薬用植物など対象範囲がとても広いうえ、農山村における貴重な現金収入となることから、地域の森林を考える上では重要な位置を担っています。
今回の研修では、特用林産物全般について講義形式で学ぶとともに、きのこと木炭の実習を行いました。当センターで力を入れて研究を進めているマツタケやホンシメジといった菌根性きのこについては、最新の研究成果を交えた講義が行われました。
栽培きのこの実習は、当センターの試験地で、春に植菌した原木の上下と表裏を反転させる「ほだ木の天地返し作業」を体験してもらいました。
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