信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

チェーンソー選びのヒント

 

 

 

上の講義では、チェーンソー選びのポイントとして、機種ごとに振動の大きさが違うものの、排気量の大きさと振動の大きさは必ずしも比例しないことを説明しました。

一方現地での実習では、研究成果発表会で紹介した、伐る木の大きさによって伐採時間が大きく異なることを、実際の作業の中で紹介しました。

48graph

 

 

 

 

 

上のグラフは、実際に林業総合センターにあるチェーンソーで木を切る試験を行った結果ですが、間伐作業を想定した24cmの材(図の青丸)を切るときは、もっとも小さな27ccのチェーンソーを除けば、どのチェーンソーでもほぼ同じ時間で切ることができました。

ところが、主伐を想定した45cmの材(図の赤丸)を切るときは、50cc以上の大きなチェーンソーであれば、早く切ることができましたが、45ccクラスのチェーンソーだと54ccのチェーンソーに比べて20%程度多くの時間がかかり、40cc以下のチェーンソーになると、54ccのチェーンソーの3倍近い時間がかかりました。

とはいえ、大型のチェーンソーは小型のチェーンソーに比べて、一般的に刃が回転するバーの長さが長いので、バーの長さによる影響が大きいのではないかとの意見もあるかと思います。確かに下の写真のように、大型の機種と小型の機種ではバーの長さには違いがあります。

bar

 

 

 

 

そこで、排気量46ccの同一機種を使い、メーカーが指定している標準的な長さのバー(43cm)と短いバー(30cm)の2種類で、30cmの材を切断してみました。

bargraph

 

 

 

 

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