2018.01.29 [ 林業総合センター ]
バーチャルリアリティでの伐採体験
長野県林業総合センター指導部です。
林業は、全産業の中でも死亡事故の割合が多いことが問題になっています。中でも、樹木を伐採する作業中の事故が非常に多いため、事故を減らすためにはチェーンソーでの作業を安全に行うことがとても重要です。
こうした取り組みの一つとして、近年普及してきたVR(バーチャルリアリティ)技術を活用して、チェーンソーでの伐採作業を疑似体験できるシミュレータが開発され、今回林業総合センターの会議室に機械一式がやってきたので、体験をすることができました。
疑似体験といっても、市販されているチェーンソーを改造してシミュレータ用のセンサーを取り付けたもので、伐採するためのバーこそついていないものの、重さや大きさは市販品のとおり。
モニターがついた専用のゴーグルを装着すると、目の前には360°見渡せる仮想空間の森が。
実際に、チェーンソーを持ってアクセルを握ると、エンジンの音が響き、目の前に見える木にチェーンソーをあてると、機械本体も振動するので、実際の作業に近い感覚。
今回の実演では、長野県林業労働財団で実施している「緑の雇用」研修の講師をお願いしている皆さんや、林業労働財団の職員、当センターの職員が体験しました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330