信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

チェーンソー選びのヒント

 

標準的な43cmのバーで、30cmの木材を伐採したときには、7秒程度で切断できましたが、バーの長さをいっぱいに使う必要がある30cmのバーだと、早くても14秒台と倍以上の時間がかかっていました。

これは、バーの長さいっぱいで木を切る場合は、バーの先端にある円形の部分まで使って木を切ることになりますが、この部分で木を切ると木材に対する抵抗が大きくなると考えられます。

実際に、チェーンソーのバーの長さと伐採する木のサイズの関係を見ると、バーの長さの80%以下(40cmのバーだと30cm程度まで)で伐採することが効率のよい作業になるようです。

チェーンソーは、刃が回転するバーの長さの2倍まで伐れることにはなっていますが、小さなチェーンソーで太い木を伐採すると、どうしても円形部分までを使って伐採することになるため、伐採時間が長くなってしまいます。

こうしたことから見ても、大きな木を伐るときは、木の大きさにあったチェーンソーを使うべきだと思います。

また、チェーンソーに慣れない人の中には、力を入れてチェーンソーを押し付ける人がみられます。押し付けて伐ると何がいけないのかを調べるため、チェーンソーに4kgの重りをぶら下げて実験してみました。

その結果、排気量が小さい小型のチェーンソーでは、材を切っている最中にチェーンソーの刃が止まり、切断時間が伸びてしまうことがありました。

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材を切る時間で見ると、押し付けた状態とそのまま切る場合では明確な違いはありませんでしたが、もし実際に立木を伐っている途中で、チェーンソーの刃が止まってしまうと、伐採作業を行う上での不安材料になってしまいます。

チェーンソーを押し付けて伐ると、排気量が小さなチェーンソーの場合は止まってしまうことがあるというのも、気をつけて欲しいポイントといえます。

実際に、これからチェーンソーを選ぶ場合は、自分が伐採する森林の様子を見ていただき、伐採する木の大きさよりも少し長いバーを付けた排気量にも余裕があるチェーンソーを選ぶことが大切です。

 

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長野県林業総合センター指導部

TEL:0263-52-0600

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