初めて触るチェーンソーにおっかなびっくりの人や、なかなかエンジンが掛からないなど、苦労をしながらも皆さん立派にチェーンソーを扱い、3時間の実技講習が終わる頃には、丸太を加工した簡単な腰掛けを作ることが出来ました。

    そして、夕方には、普通科高校から長野県林業大学校に進学し、卒業後に根羽村の森林組合に就職して森林整備を行っている鈴木さんに来て頂き、現場作業の実演をお願いしました。

   先ほど自分たちが触っていたチェーンソーを自在に操り、颯爽と立木を切り倒して、枝を払い、木材を生産している姿を見学するなかで、林業への興味を深めた生徒も多かったようです。

   その後の夕食時には、自分たちが加工した腰掛けに座り、収穫体験で収穫したシイタケの試食もしていただきました。中には座り心地のよい腰掛けが出来た生徒もおり、「部室に置きたいから」と引率の先生に運搬をお願いしている生徒も見受けられました。

    過去には、普通科に通っていて進路が決まっていなかった生徒が「ちょっと興味があるから」と先生に進められるままに参加し、「林業って面白いかも」と一念発起し、林業大学校への進学を決めた学生もいたというこの研修。

   今回の生徒さんの中でも林業に興味を持って進路を決めてくれる人が出ればよいなあと思っています。

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