2013.05.08 [ 上伊那/森林レポ ]
信州・北園プロジェクト
<上伊那の森林レポート>
4月24日(水)から26日(金)の3日間、東京都立北園高校の2年生318名が伊那市を訪れ、森林作業を体験しました。
この活動は同校が数年前から取り組む「信州北園(しんしゅうきたぞの)プロジェクト」の一環として行われている「森林保全奉仕合宿」であり、今年で4年目となります。
1日目と2日目の活動は、伊那市ますみヶ丘地区で平地林内にある間伐残材や枝の処理を行う班と、少し離れた場所で、伊那西小学校の通学路となっている沿線の緩衝帯整備(クマ対策)を行う班の2グループに分かれて作業を行いました。
ますみヶ丘平地林は年間を通じて様々なイベントが実施されており、その参加者や森林浴等の観光客が多く訪れるため、景観整備の観点から林内整備を行いました。
また、緩衝帯整備は通学時の子供たちの安全を図ることや、不法投棄を防止する観点もあり、昨年から実施しています。
林内整備では、大きな丸太を協力して運び出しました。
すっきりと整理され、歩きやすくなりました。
緩衝帯整備では、地元の信州大学農学部動物生態学研究室の学生にも御協力をいただき、作業の前に緩衝帯整備の必要性を説明していだきました。
慣れないながらも、黙々と作業に取組んでいます。
初めは前が見えないほどの藪でしたが、生徒全員の力により綺麗に整備されました。
3日目は、「森林の里親」協定を締結している西春近地区において、地元自治協議会の方々も参加し、シダレザクラの苗木120本を植樹しました。
急斜面での作業でしたが、将来の桜の里をイメージしながら丁寧な植樹を行いました。
西春近自治協議会の皆さんも、植樹の指導者として大勢参加してくださいました。
普段とは違った環境で行う活動は、初めての体験であったことでしょう。
心身ともに疲れたのではないかと思います。
都会にはない大自然の中で、見て・触れて・感じた事はこれからの学校生活の中で必ず役に立つはずです。
将来、ご家族で、友人同士でこの伊那市へ二度三度とお越しいただき、自分達の植えたサクラの成長や四季折々の風景を楽しんでいただければと思います。
2泊3日の作業、お疲れさまでした!
上伊那地方事務所林務課からのレポートでした。
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http://www.pref.nagano.lg.jp/xtihou/kamiina/rinmu/brogkoshin.htm
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