その4 森林づくり推進支援金
今年で導入から4年目に入った「長野県森林づくり県民税」(通称:森林税)のこれまでの取組をご紹介するシリーズの4回目は「森林づくり推進支援金」です。
長野県は皆さんご存じのとおり、全国有数の森林県。その大きな特徴は多様な樹種で、スギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツを始め、地域によって森林の樹種構成は大きく異なります。
また、野生鳥獣被害の状況、地域の木材利用の状況も地域ごとに大きく違うため、森林・林業を巡る課題は地域によって様々です。
このため、この事業では、地域固有の課題に対応した森林づくりの推進や、間伐材の利用促進等を行うための市町村の取組を支援しており、これまでの3年間で、442事業に対し、約3億6千万円が活用されました。
以下に、主な区分ごとに取組をご紹介します
1 森林整備の推進
市町村独自の嵩上補助の新設や拡充、野生鳥獣被害対策、森林病虫害対策などに、支援金の約8割が活用されました。
【野生鳥獣被害対策(緩衝帯整備…下層の藪の刈払い)】
【松くい虫被害木の枝条処理(チップ化して林内歩道に活用)】
2 木材利用の推進
地域の間伐材などを利用した木製品の導入、木質バイオマス利活用の取組に活用されています。
【間伐材を利用した木製机・椅子の導入】
3 県民参加の促進
県民の皆さまに森林づくりに参加していただくため、地域の森林づくり活動の支援、森林環境教育等に活用されています。
【子どもによる林内の整理】
昨年度までの3年間の事業実績をとりまとめた
「みんなで支える森林づくりレポート」は、
こちら(PDF形式:2833KB/39ページ)
<本件に関するお問い合わせ先>
林務部森林政策課企画係
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330
メール:rinsei@pref.nagano.lg.jp
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330