信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

森林の水源かん養機能

<森林の持つ多面的機能って?>
 「長野県の森林・林業は今?」に続く、不定期連載のシリーズ第2弾は、森林の持つ様々な「多面的機能」についてです。

 森林の持つ様々な機能については、これまでもこのブログでも触れ(こちら)、その効果を金額に換算すると年間約3兆681億円face08にもなることなどをお伝えしてきましたが、このシリーズでは、その大切な機能について、それぞれもう少し細かな役割をご説明していこうと思います。

その1 水源かん養機能

 本日は、第1回目で「水源かん養機能」についてです。

 この「水源かん養機能」は、①洪水緩和、②渇水緩和、③水質浄化の各機能の総称として使用されています。
 森林の土は、グラウンドの土などと比べて隙間が多く、降った雨をスポンジのように吸収して蓄えます。
 
 下の写真は、森林の土の断面写真の一例です。
 写真のように森林の土の表面は、樹木から落ちた葉の腐葉層に覆われており、その下にある土壌層を保護して、スムーズに水を受け渡す役割を持っています。
 そして、土壌層に水が蓄えられますが、下部に深い層になるにつれ、土壌中の隙間は少なくなり、上の層と比べて水の流れはゆっくりとなります。

 このような森林の土の効果により、集中豪雨が降っても雨は一気に河川に流れずに洪水を緩和して、雨が少ないときには蓄えている水を少しずつ河川へと送り出します。これが①の洪水緩和機能と②の渇水緩和機能です。
 ③の水質浄化機能は、森林の土のろ過作用などにより、水をきれいにする機能です。

 以上が、森林の水源かん養機能の説明になりますが、これらの効果は目に見えにくく、数字で評価することが難しいものです。face07

 これらの機能を目に見える形で評価するため、林務部では県内の森林の保水力を、既存の文献や現地調査をもとに、平均して100~140mmと計算しました。
 もう少し詳しいことをお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。

 次回は、森林の土砂災害防止機能について触れたいと思います。

<本件に関するお問い合わせ先>
林務部森林政策課企画係
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330
メール:rinsei@pref.nagano.lg.jp

このブログのトップへ