続いて、笹本正治氏より「神の木を伐るな~土石流災害と伝説~」と題して、地域の伝承から森林と災害との関わりや今後の森林と防災のあるべき姿についてご講演いただきました。
講演の中では、「人が手を加えた森林(人工林)は管理が必要である。」「住む地域の歴史や現状を知ることで未来が見える。」「伝承を未来に伝えていくことが重要」というお言葉があったとおり、自分の暮らす地の足元のことについて知ることが、災害から身を守る上でも重要であることをお話しいただきました。
講師のお二方からいただいたお話しの中で共通していることとして、「地域の歴史を知ることが地域防災の第一歩である」という点が挙げられます。
地域の歴史等を知ることにより、過去の事例を顧みて、今後発生するかもしれない災害へ備えることができる。そのためには、まず、自分が住む場所がどんな場所なのかを知ろうとする意識が重要だと感じています。
また、会場では講演前と休憩時間の間に治山や山地防災にまつわるパネル等の展示や森林の災害防止機能模型の実演を行いました。
特に、模型に関しては、実際に動きを通して機能を見ることができることから、森の働きや治山事業の効果がわかりやすいと好評をいただいています。今年の夏も、森林林業関係のイベントなどに出展する予定です。
そして、展示の一角には一部で熱狂的な人気を誇る「ちさんマン」特設ブースも。。。
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