2017.07.17 [ 林業総合センター ]
森林・林業の基礎から学ぶ森林・林業セミナー
長野県林業総合センター指導部です。
年間30日間の研修で、森林や林業に関する幅広い知識と技術を学ぶ「森林・林業セミナー」が、7月4日から始まりました。
30日間の長丁場を一緒に過ごすことから、まずは自己紹介から。
林業に従事されている事業体の方をはじめ、地区の山づくりを行っている方や、所有山林の手入れを考えておられる方、建設業などから林業への新規参入を考えておられる方など、自己紹介を通じてお互いの様子が少しずつわかってきます。
そのうえで、本格的な研修が始まります。
まずは、7月4日から7日までの4日間の研修で、森林・林業の基礎的なことを知ることを目的として行いました。
林業の基礎的なことといっても、現場で経験していただくことが重要なので、教科書を使った座学を行うとともに、野外実習も積極的に行っています。今回も、樹木の見分け方や、樹木が成立する土壌の観察をするため、構内の森林で実習を行いました。
土壌の研修では、地形などの環境条件が異なることで土壌が変わることを知ってもらうため、2か所の森林に入って、1m近くまで穴を掘って土壌の様子を細かく観察しました。
穴を掘ったことで見える土の断面の色や硬さ、根の発生状況などを観察しましたが、樹木の根が思った以上に浅いところにしか分布してない様子に驚いていたようです。
翌日は、人工林づくりで最初に必要となる苗木を知るため、育林部で種苗の研究を行っている研究員の案内で、苗木生産の現場を訪れました。
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