こんにちは。松本地域振興局林務課のI,Mと申します。
寒暖差と花粉が激しかった5月が過ぎ、やっと一段落がついた気候となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今年はこの投稿が公開される6月中旬頃に梅雨入りが予想されています。
昨年度はこの時期に台風2号から大量の湿った空気が流れ込んで梅雨前線の活動が活発となった結果、線状降水帯が発生し、各地で大雨による被害が相次ぎました。
長野県でも泰阜村にて道路や農地、農業用施設に被害が相次ぎ、局地激甚災害に指定されました。
今回の投稿ではそのような災害の中でも山崩れ、土石流、地すべりなど山地に起因する災害である山地災害について、その原因と気を付けるべき前兆について紹介したいと思います。
山崩れ、土石流、地すべりの3つの種類がある山地災害。
ニュースでも取り上げられるような数年に一度あるかないかの大規模な災害を想像しがちですが、日本では毎年約1,600個所もの場所で山地災害が発生しており、多くの被害をもたらしています。
なぜ日本ではこれ程多くの山地災害が起きるのか、その理由としても3つの主な要因が挙げられます。
1、地形条件(急峻な山々から成る複雑な地形、その間を流れる狭く急な渓流など)
2、気象条件(日本の年間降水量は約1,700ミリで、これは世界平均の約2倍)
3、局地的な集中豪雨の増加(特に梅雨期や台風の時などの局地的な集中豪雨)
このような日本が有する地形条件と気象条件に加えて近年の局所的な異常気象が重なった結果、突発的な災害が多くなり、災害の発生を予測するという事が難しくなってきています。
1時間降水量が50mm以上となった降雨の年間発生回数〈出典:林野庁HPより〉
特に雪どけにより河川が増水する4月前後と、集中豪雨などで降水量が多くなる梅雨時期(6月~7月)、台風シーズンの夏季から秋雨時期(8月~10月)にかけては山地災害が頻発しており、より注意すべき時期となっています。
では、そのような時期に気を付けるべき前兆とは何かを併せて紹介させていただきます。
こちらは主に8つ、水の流れや山腹に前兆が発生することがあります。
1、川がにごり、木の枝などが混ざりはじめた 2、雨が降り続いているのに川の水位が下がった
3、山の木が傾いたり斜面に亀裂が走った 4、山の斜面から石が転がり落ちてきた
5、今まで枯れたことのないわき水が止まった 6、わき水の量が急に増えた
7、普段澄んでいる沢や井戸の水がにごってきた 8、地鳴りの音が聞こえてきた
〈出典:(一社)日本治山治水協会「山地災害に備える」パンフレットより〉
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