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5月8日投稿、コチラの記事に関連して…
水路橋のご紹介です!
「水物語カード」の1つになっています。ぜひ訪れてみてください(^^)
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こんにちは、農地整備課の米之助(こめのすけ)です。
今回は、現存する貴重な水路橋(すいろきょう)をご紹介します。
ところで、皆さんは水路橋をご存じでしょうか。水路橋とは、道路・鉄道、川や谷を跨いで水を通すための橋のことで、特にパイプで跨ぐものは水管橋と呼ぶこともあります。
国道153号を辰野町方面に向かい、善知鳥(うとう)峠の分水嶺公園から南へ700mほどの場所に「蔵造川(ぞうぞうがわ)水路橋」があります。地元では、「めがね橋」の愛称で親しまれているとのこと。
案内看板によると、この水路橋は、1906年(明治39年)に鉄道(辰野経由の中央東線)の線路建設で分断される川の流れを維持し、鉄道の安全を図り、小野地域の農業用水を確保するために建設されたそうです。
当時の最先端技術を駆使した、レンガ造りの5連のアーチ橋は、現在、両端は土に埋まっていて3連のアーチが確認できます。
長年、凍結と融解を繰り返した北面(塩尻方面)は、傷みが激しいため、全面がコンクリートで補修されていますが、南面(辰野方面)は、当時の美しいレンガ造りが確認できます。
※写真は画像サイズが小さく、レンガ造りの細部をお見せできず残念・・・。
明治時代、こうしたレンガ橋は、全国で数多く造られたそうですが、現存する唯一の水路橋であることが評価され、2015年(平成27年)には、公益社団法人土木学会の選奨土木遺産に認定されています。
積雪と凍結が激しい山地(標高約900m)にありながら、風雪に耐えて、建設から100年超の歳月を経た現在も、川の流れを維持し続け、当時の雄姿を残している水路橋、草木が生い茂る前の今の時期が眺められるチャンスです。
皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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