2019.12.16 [ 農地整備課 ]
梓川隧道(あずさがわずいどう)の内部を見学しました!
みなさんこんにちは、農地整備課のしょーりんです!
12月4日に長野県梓川土地改良区主催の梓川隧道(あずさがわずいどう)内部の見学会に参加しました。
「梓川隧道」ってなに??
という方のために、まずは施設の説明から!
これは松本市安曇地籍にある「梓川頭首工」と呼ばれる施設です。ここで梓川をせき止め、最大毎秒約44tを取水する国内有数の頭首工です。そしてその水は網の目のように張り巡らされた用水路で中信平一帯の農地へ供給され、地域の農業を支えています。
「梓川隧道」は、梓川頭首工から取水した水を下流に送る最上流の施設であり、扇状地に広がる農地へ命の水を届ける農業水利施設のまさに要といえる重要な施設なんです。
普段は人の身長よりもはるかに高いところまで水が流れているため入ることのできない梓川隧道ですが、毎年この時期に取水を止めて施設の点検を行います。
この点検の結果により適切に維持管理することが、土地改良区の重要な任務だそうです。
さて!
貴重な体験にワクワクしながら、いよいよ梓川隧道の内部へ!!!
足元には水が流れており、平坦ではないので滑りやすくなっています
滑って転べばケガをする危険もあるし、パンツの替えもないのでゆっくり慎重に・・・
ライトをつけなければ何も見えない隧道の中を奥へ奥へと進んでいきます。
この隧道は昭和25年に完成した歴史あるものですが、老朽化の進行に伴い平成18・19年に補強工事が行われ現在のような姿になっています。
隧道の延長はおよそ2㎞。内部はわずかにカーブを描き水の流れに配慮されています。
天井にはコウモリの休憩場所(コウモリピット)があり、野生生物にも配慮されていることがわかります。
この日はあいにくコウモリには出会えませんでしたが、魚や大きなカエルは姿を見せてくれました!
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