7月下旬に入り、世の学生さんの多くは夏休みに入ります。
そんな機会を利用して7月28日からの一週間、長野県林業大学校から3名の学生さんがインターンシップとして松本地域振興局林務課に来てくれました。普段、林務課で行っている業務を日替わりで体験してもらい、各業務内容の一端でも理解してもらえるように講習内容を組み受講してもらいました。
その内の1コマ、治山林道業務で実施した内容を紹介したいと思います。
現地入口に到着後に事業概要や工事の意味を説明し、現物を下流側から見てもらいました。この現場は構造物の高さや幅が大きいことから、学生たちは規模感に圧倒されている様子。また、「人工物から樹が生えている…ラピュタみたい…」や「パイプが不思議な方向に這ってる…」と唖然とした表情。(◎_◎;)
上流部からも見てもらいましたが、大水量の瀬追い工を見るなり「川の流れを変えてる…」またもや唖然とした表情に
(・_・;)。
このあと、施工現場を離れ同じ渓流の下流で過去に実施したリフレッシュ工事の事例を紹介。
通常規模の治山工事である事を説明したら、安堵した雰囲気になっていました。
2箇所目は、林道の復旧工事現場へ。林道を開設する意義や事業概要、災害発生時の事業化の流れなどを説明しました。
この現場は、豪雨の影響により林道の一部が崩落してしまった箇所で、表銀座ルート登山の入山口の一つに直結する大切な林道です。登山シーズン中は利用者の通行を確保しながら工事を行わなければならず、制約や関係者間の調整など、行政側の事情だけでは事業が進まない事がある旨の説明をしました。
学生3人は「お仕事って大変なんだなぁ~」って表情になっていましたので、業務をよく実感できたかと思います。
“林業”という分野について勉強し始めて日が浅く、事業を進めていく大変さや面白さの経験値も少ない年代の方々ではありましたが、職業選択の一助になれば幸いです。
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