来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

横出ヶ崎のお夏狐

以前、塩尻の狐伝説『玄蕃之丞』についての記事がアップされましたが、

改めて知りたい!桔梗ヶ原のキツネ”玄蕃之丞”!

その記事の中でも触れられていた松本平の親分狐の一匹『お夏狐』については、私の地元の山形村と隣の朝日村の境にある横出ヶ崎が伝承の舞台となります。

山形村の上大池地区と朝日村の古見地区の境が横出ヶ崎なのですが、昔から人の交流があったようで道祖神の嫁入り(古見から上大池へ夜の間に霊験あらたかな道祖神をもらってきちゃったというような)伝承もありますが、狐のお夏についても両地区が大切に伝承を守ってきた経緯があります。

横出ヶ崎にある松と石碑

元法務大臣の唐沢俊樹先生の揮毫だそうです

この石碑は昭和41年に建てられ、両地区の老人クラブを中心に大切に祀られてきました。また、朝日村の夏祭りの名称は、お夏狐にちなんだ『お夏まつり』として開かれています。

今は横出ヶ崎を形作っていた山が削られてしまったため面影がありませんが、30年ほど前までは緑色に着色したあたりまで山があり、その先端を回るように県道が通って両村の行き来がされていました。

すぐ近くにある水道施設の壁にも狐が描かれています

お夏の伝説が生まれた頃とは景色が一変してしまっているのかもしれませんが、皆さんもこの辺で狐を見かけた時はそぉっと見守ってあげてくださいね。(私は20年ほど前にこのあたりで狐を見かけていますよ。)

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