来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

松本平を見下ろすふたつの「鉢」

林務課のMと申します。

松本平を東側から見下ろす標高1,929mの「鉢伏山」、一方西側から見下ろす標高2,447mの「鉢盛山」

鉢伏山全景

鉢盛山全景(後方に薄く見える山)

いずれも日本三百名山であり、信州百名山でもある。山名の由来は、いずれも鉢を伏せたような形に見えるということである。

昨年5月に鉢伏山、今年7月に鉢盛山に登頂しましたので、その登頂記録を紹介します。

1 鉢伏山

① 牛伏川いこいの広場から登山開始

② ご存じのフランス式階段工の左岸側を登っていく。

③ 20分ほど登ると、松本建設事務所の「林相転換事業資在庫」なる小屋がある。

④ 出発から1時間20分ほどで、山頂付近までつながる車道に出る。(車でこの道を使えば容易に登ることができる。)

⑤ 道路沿いを歩き、登山という感じでは無くなってしまったが、出発から2時間ほどで鉢伏山下の宿泊小屋に着く。

⑥ 頂上に向けて登り進めると、途中に若山牧水と妻・喜志子の歌碑がある。

⑦ 登り始めから約2時間20分で登頂成功!! かなりの強風が吹いていたが、穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳、乗鞍岳等の北アルプス
御嶽山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、富士山といった360度の大展望が圧巻でした。

強風の鉢伏山頂

正面に見える北アルプス

薄ぼんやりと見えた富士山

2 鉢盛山

① 鉢盛山に登るには、朝日村観光協会に申請書を提出し、林道ゲートの鍵を借りる必要がある。

あさひプライムスキー場を右折し、鉢盛山へ

② 林道野俣沢線は、パンクの恐れがあるため、時速10キロ程度でしか走れず、登山口まで1時間以上を要する。

林道野俣沢線の入口ゲート

③ 登山口付近の駐車場へ到着。ここは、10年ほど前に工事の検査員として来た現場だった。

④ 岳沢登山口から登山開始。最初から、いきなりの急登という感じである。

⑤ 約1時間かかり長い急登を登り終え、ようやく尾根道に出る。

⑥ さらに50分ほどで、避難小屋へ到着する。ここまで来れば山頂まで、あと僅か。

⑦ 登り始めから約2時間で登頂成功!! この場所では眺望はきかない。

朝日村、木祖村、松本市波田が各々祀る祠がある。

⑧ 山頂から北側5分のところにある巨大な反射板。本来ならば、ここから北アルプスの絶景や松本平が望めるはずであるが、この日は厚い雲に覆われて何も見えず。

⑨ 早々に下山を始め、登山口まで残り400mというところで、想定外の体長約1.5mのツキノワグマと遭遇。幸い事なきを得、無事下山できたが、熊鈴2個を鳴らしていても、このようにクマと遭遇してしまうことがあるので、注意が必要だ。

下山する登山道(クマと遭遇したのはここではない。)

3 終わりに

今回紹介した鉢伏山と鉢盛山は、松本合同庁舎からも東側、西側を眺めれば容易に確認することができる。今年は、その他にも入笠山、子檀嶺岳、太郎山といった管外の山を含めて信州百名山4座を踏破し、ウォーミングアップは終わったので、これから3,000メートル級の高山に挑んでいこうと思う。

このブログのトップへ

このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら

松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821