2021.02.25 [ その他 ]
ふるさとの森林づくり賞の表彰式が行われました。
木曽地域振興局林務課のMです。
4月の気温になったと思ったら、2月に逆戻りと「三寒四温」とは、春を待つ季節にぴったりな言葉と感じる今日この頃。
先日、令和2年度の「長野県ふるさとの森林づくり賞」の受賞者の方が発表されました。
木曽地域からは上松町の野村 弘(のむらひろむ)さんが「ふるさとの森林づくり大賞」を、南木曽町の山田興平(やまだこうへい)さんが「長野県猟友会長賞(森林づくり推進の部)」をそれぞれ受賞され、2月24日に木曽地域振興局で表彰状の授与が行われました。
「長野県ふるさとの森林づくり賞」は「長野県ふるさとの森林づくり条例」の基本理念に基づき、健全な森林づくりや林業・木材産業の振興に功績のあった個人または団体に賞を贈るものです。
例年1月に受賞者に県庁へお集まりいただいて表彰式を行っていましたが、今年度は新型コロナウイルス感染対策のため、受賞者の方がお住いの各地域で表彰状の授与を行っています。
☆ふるさとの森林づくり大賞☆ 野村 弘 氏(木曽郡上松町)
「ふるさとの森林づくり大賞」は、4つの部門(森林づくり推進、森林環境教育、信州の木利用推進、長野県森林づくり県民税活用)の中から最も優れた功績が認められた個人または団体が受賞されるものです。
野村さんは、昭和48年、木曽郡上松町に野村材木店(現・のむら木材㈱)を設立し、木曽ヒノキをはじめとする県産材の消費者目線に立った良質な製品の開発・製造に携わってこられました。
また、全国町村議会議長会会長など地方自治分野において様々な要職を担われる一方、平成24年から木曽官材市売協同組合理事長、長野県木材協同組合連合会理事(木材流通部会長)を歴任し、県内の林業・木材産業の発展に大きく寄与されました。
近年では、新型コロナウイルスの影響が広がる中で、地元の木曽ヒノキ材を利用した「消毒液スタンド(是より木曽路 2020.11.13 「新たな日常」に木のぬくもりを 参照)」を考案し、県産材の可能性の魅力を発信するための取組を精力的に続けておられます。
☆長野県猟友会長賞(森林づくり推進の部)☆ 山田興平 氏(木曽郡南木曽町)
「長野県猟友会長賞(森林づくり推進の部)」は、健全な森林づくり推進のために個体数調整等の野生鳥獣の管理に貢献した個人または団体が受賞されるものです。
山田さんは、平成15年から平成25年の10年間に渡り、木曽猟友会南木曽支部長始め木曽猟友会副会長、木曽猟友会長の役職を歴任され、木曽猟友会の運営に御尽力いただきました。
また、長野県猟友会の狩猟指導員を務められ、40年以上の狩猟歴で事故及び法令違反もなく、他の会員の模範となっています。
近年は、農家を始め住民を悩ませている有害鳥獣の駆除に、長年培われた経験や知識、及び捕獲技術をもって多大な貢献をされるとともに、若手猟友会員に対する指導・助言を行うなどの幅広い活動を継続されています。
表彰状は、地元木工所で制作した木曽ヒノキの額に入れて授与させていただきました。
これまでのお二人の森林・林業への御尽力に感謝するとともに、今後益々の御活躍をお祈りいたします。
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