2017.07.05 [ その他 ]
林務課の日常⑥~治山現場レポート(徳音寺)① 着手前~
皆さん、こんにちは。はじめまして、木曽地域振興局林務課のFです。
いきなりですが、皆さん「治山」という言葉を聞いたことはありますか?
「山を治める」と書いて「治山」。
漠然としていてあまりイメージが湧かないと思います。
治山とは言い換えると、森林に人間の手を加えることで(治山ダム・森林整備など)、森林が本来持っている、山崩れや土石流の災害を防止する機能を発揮させることです。
多くの森林資源をかかえ、山と共存し生きてきた長野県にとって治山は重要なことですね!
今回から治山の現場について、随時レポートを更新していきます。
紹介する現場は徳音寺という地区です。徳音寺は木曽郡木曽町日義の北側に位置し、近くには源氏一族の源義仲の墓提寺としても有名です。今回の現場はその近くになります。
計画では、写真の石積の治山ダムが老朽化し、機能が低下しているため、下流側に新しく治山ダムを1基作ります
下流側に作る理由は昭和26年に作られたダムの石積みが崩れ、さらに下流側の斜面が侵食されているため、今後、多量に雨が降り土石流が発生した際、被害の拡大が懸念されるからです。
これから、この現場に、治山ダムを作るわけですが、しっかりとしたダムを作らなければならないという使命感と、果たして本当に作り上げることができるのか?という不安な気持ちを抱えて、日々を送っています・・・。笑
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