是より木曽路 遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

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田立地区にそそり立つ「槙平のガヤの木」(南木曽町田立)

農地整備課の中年Yです。

先日、当課の事業の紹介でネギ様(禰宜様)ため池の改修工事を紹介しました(下記URL参照)が、ため池の直下に天然記念物の「カヤ」(イチイ科カヤ属の常緑針葉樹)の木があるので紹介します!!

事業の紹介(農地整備課)南木曽町のため池改修工事

この木は、樹高が約14m、目通り周囲が4.2m(昭和51年時点)の巨木で、「槙平のガヤの木」として、昭和51年12月22日に南木曽町の天然記念物に指定されました。以前のブログに登場する神主さん(ネギ様)の庭にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ため池の管理者でもある神主さんに話を伺ったところ、この木は徳川幕府の時代に食糧難を避ける目的に植えられたものだということで、推定樹齢は500年程度とのことでした!!
カヤの実から採った油は高級品で、菜種油は庶民が口にし、カヤの油は国に年貢で納めたとのことでした。
また、カヤの実は秋にとったものを手間暇かけて食べられるようにするのは大変だということですが、お正月には語呂の良さ(「ガヤガヤ」と賑わう)から縁起物として珍重されるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

【こちらがカヤの実を加工し食べられる状態にしたもの】

少し頂いて食べてみましたが、苦みがあり独特な深みがありました。カヤの実を味わいながら、江戸時代から田立の地域を見守ってきた巨木に歴史の重みを感じました。

なお、近くの畑ではお茶の花が咲いていました。先日、田立の一番茶のみを使用したペットボトル「お茶だにぃ~」を飲みましたが、とってもおいしかったです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶畑の景観もなかなか素敵でした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、南木曽町田立地区の名木とお茶についての紹介でした!!

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