木曽地域振興局林務課です。
令和3年4月21日、暖かな晴天の中で南木曽中学校1年生31名が、シイタケの植菌作業を行いました。
南木曽中学校で栽培する「シイタケ」は、先輩たちが育てたものを後輩が味わえるように、毎年100本程度のほだ木(原木に種駒をつけたもの)を作っています。
先輩のほだ木からシイタケが出ていました
その始まりは平成2年度まで遡ります。「南木曽町林業研究クラブ」が木を活かした活動を通じて、地元の中学生に、森林のことや林業のこと、木材利用のことなどを理解してもらう機会として、町や森林組合の協力を得ながら学校に働きかけて実現したものです。
原木や種駒の費用は南木曽町林業研究クラブが提供しています。また、当日の指導はクラブ会員のほか森林組合、町等の職員の協力もあって、30年という長きにわたって続けられてきました。
では、事前準備から当日の作業まで、一連の様子をのぞいてみましょう。
《事前準備》
まず、シイタケ植菌作業に先立ち、1週間ほど前に木曽地域振興局林務課の林業普及指導職員を講師に迎え、45分間の事前学習を実施して、森林の働きや恩恵などについて理解を深めます。
《当日》
そして、本番のシイタケの植菌作業を迎えます。指導者の皆さんの中には、中学生の時にこの作業体験を行った方もおり、実に感慨深いです。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
木曽地域振興局 総務管理・環境課
TEL:0264-25-2211
FAX:0264-23-2583