木曽地域振興局林務課です。
ハルゼミの声がシャワーのように降り注ぐ晴天の王滝村村有林で、「王滝中学校」として最後の育林作業が行われました。
梅雨がそこまでやってきている6月9日、晴天の中、王滝中学校の生徒9名と先生、王滝村議会の議長さんはじめ議員さん、役場職員の皆さんの合わせて30名が王滝村春山の村有林で「クマ剥ぎ防止のテープ巻き」を実施しました。
議員さんや役場の職員のほとんどが王滝中学校の卒業生で、中学生の皆さんは先輩から丁寧な指導を受けて作業を開始しました。
急傾斜地での地道な作業に「滑る~」「テープがうまく止められない~」と苦戦していた生徒も、数をこなすうちに慣れてきて「きれいに巻けた!」と口々に自慢していました。
王滝村は、村の面積の97%を森林が占め、森林が住民の生活と密接に関係していることから、中学校では村議会との合同作業として森林の大切さや守り育てる体験を平成24年から毎年実施してきました。
その中学校も年々生徒が減少し、現在は1~3年生合わせて9名となり、来年度から木曽町中学校に編入されることになりました。
育林体験も今年が最後。長年指導してきた村会議員の皆さんや役場の職員も、感慨深く作業の指導をされていました。
生徒も皆さんも、今回の育林体験を通じて体感した森林の大切さを忘れることなく、新たな中学でも後輩や仲間に繋げてくれるものと思います。
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