2016.12.21 [ 味・食文化 ]
赤かぶ利用コンクールに出品しました
農地整備課のT,S自称料理人です。
先日「第23回すんきコンクール」に併せ、今年初めて開催されました「第1回赤かぶ利用コンクール」に出品させていただきましたので、当日の様子も含めてご報告。
すんきコンクールは近年大注目の木曽の名産品「すんき」の普及を目的に、木曽の皆さんが自分でお漬けになった「すんき」を持ち寄り、名人・達人を競うコンクールと、それに併せての講習会が開かれ、80名を超える会場一杯の参加者がいらっしゃいました。
今年はそれに併せて「第1回赤かぶ利用コンクール」が開催され、自称料理人としては、「今でしょ!」と参加・出品させていただきました。すんきの人気上昇に伴い、赤かぶの生産量は順調に増えていますが、葉の部分のすんきとして利用が先行してしまい、本来?利用していた「かぶ」の部分の利用も進めましょうとの目的のため、コンクールが開催されたものです。
使用できるかぶは、信州伝統野菜に認定された木曽地域の6品種(芦島蕪・王滝蕪・開田蕪・細島蕪・三岳黒瀬蕪・吉野蕪)に限られていまして、私はこのうちの開田蕪を入手できましたので、チャレンジです。
私の出品作「木曽華(きそはな)うどん」です。
コンセプト(まあ、えらそうだこと)は、
その1 開田蕪以外にも使用する食材はできるだけ木曽産、無いものは長野県産、国内産。
その2 ノンオイル・低カロリー・食物繊維たっぷり+すんきの乳酸菌。
その3 そんなこと、誰もやらないだろうと思うもの・・・です。
では手の内?を公開。
木曽町の「つけもの茶屋」で購入した「開田蕪」の酢漬けと、大桑村道の駅で購入した「南木曽町産赤たつ」の塩漬けをフードプロセッサーにかけ、細かくします。
これを「信州産小麦粉(中力粉)」に加水率40%程度となるように加え、生地を練り、一晩寒いところで寝かせます。
これを自作麺マニア間では有名な「小野式製麺機」で圧延して麺帯にしていきます。小野式は丈夫なので力任せに伸ばせますが、一般的なパスタマシンの場合は加水率を50%程度(柔らかく)にしないと機械が壊れますのでご注意を。
麵帯に細かくなった赤かぶと赤たつが見えて、生地全体も何となく桜色になります。(但し残念ながら、茹でるとほとんど色は抜けてしまいます。・・・要改良ですが、色素入れて着色はしたくないし・・・)
これを製麺機の切歯で切り出し、コーンスターチを打ち粉にまぶせば麺の完成です。
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