2016.12.21 [ 味・食文化 ]
赤かぶ利用コンクールに出品しました
出来上がった麵は、食品用保存袋に入れておけば冷蔵庫で1週間は持ちます。
赤かぶと赤たつを練り込むことで、麺にもっちり感が出てのびにくくなりますが、のびにくい麺はスープ(味)の吸い込みが悪くなるという側面を、加水率の低い麺で改善しようという、マニアック(自己満足とも言う)な手打ち麺なのです。ただし、一般的な手打ち麺に比べると手間は3倍かかります。(まあ、それも楽しみなのが素人のなのですが・・・)
手練りして、麺棒で伸ばし、包丁切りでもできますが、その場合もパスタマシンと同様に加水率を多くしないと、とんでもなく生地が固いので、人間が壊れます?し、練りこむ赤かぶも相当にペースト状にまで細かくしないと麺が切れやすくなります。
さて、すんきの講習会が開かれている間に、別会場では、審査員による試食審査が行われていました。
出品者は展示用の他に、審査及び試食用を用意します。手前左が私の出品で、その評価は・・・・・
ここからは、私が個人的に気に入った出品作です。赤かぶの色、味、食感を生かした作品に一言「参った!」
プロの料理店や加工場からの出品も数多くあり、素人の私は「聞いてないよ~」、皆さん特色を生かして、きれいで美味しくて、やっぱりプロは違います・・・「負けへんど~」と強がりを。
入賞作品は「赤かぶのコキーユ」でした。赤かぶの持ち味を生かしたやさしい味でした。
出品作はどれも、とても参考になる要素がいっぱいあって、素人(自称)料理人としては大変勉強になりました。
表彰式のあとは、皆さんで試食会です。私の「木曽華うどん」の売れ行きは?・・・・
試食用に、こんな感じで小分けしたものを用意しましたが、更に一口サイズにした方が良かったようです。
ここでトッピングの説明を・・・赤かぶの漬物を千切りにし、御嶽ブナシメジを軽く湯がき、赤かぶが多めに入ったすんきのみじん切りを、私の秘密兵器?「木曽町福島の小池麹店・ピリ辛麹」で和えたものをトッピングしました。すんきの乳酸菌を生かしながら、ちょっと癖のあるすんきと、味の主張が控えめな御嶽ブナシメジを、この「ピリ辛麹」が上手にまとめて良いアクセントになります。
スープは本当は昆布&シイタケでだしを取って、ピュアベジタリアン&ハラル対応にしたかったのですが、どうしても味が決まらずに、使い慣れたアゴ(飛魚)+カツオだしで妥協しました。うどんとトッピングの色目を邪魔しないように、味付けは塩のみで、できるだけ透明に仕上げます。
結果は入賞できませんでしたが(当たり前!)、試食会でのこの子の食いつきっぷりに、個人的には大満足をいただきました。
当所の所長からの大命題「木曽に勤務する者、木曽のプロフェッショナルになれ」を実践するためだと大見得を切りつつ、個人的な趣味で大いに楽しませていただきました。試作?中に、木曽の食材をあれこれ仕入れては、週末自宅でブツブツ言いながら台所に立つ私に、奥様からいつもの優しい一言「やっぱ病気だわ!」。
地域の宝を、一番理解していないのはそこに住む人々だと言われます。皆さんも、地消地産のため、地域の魅力を再発見するためにも、こんなコンクールに応募してみてはいかがでしょうか・・・おもろいでっせ~!。
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