2016.10.04 [ 味・食文化 ]
松茸の季節到来 その2
木曽地方事務所 環境課 M.K. です。
その1に続いて、木曽の「きのこ」と信州の「ジビエ」です。
「メイン料理1」は「松茸の土瓶?蒸し」
友人の店は和食ではないので、「土瓶」の代わりに「コーヒーポット」で土瓶蒸しを作ってくれました。料理が出てきた瞬間、笑い声が上がりました。次には思わずポットの横を手でこすって、「出てこい魔王」と言ってしまいましたが、出てきたものは美味しいスープ。材料は松茸、エビ、鳥ささみと出汁。これをポットのままスチコンで蒸し上げてありました。納得の土瓶蒸し。
中華料理に「佛跳牆」というスープ料理があります(私も香港で1回しか食べたことがありません。)が、これも甕ごと蒸し上げる料理。「蒸し」はやはり、材料のうまさが壊れずスープができるのですね。
次は、しょうげんじを使ったジビエ料理、「仔イノシシのモモ肉のロティ、しょうげんじ添え」
肉は、北信の野生仔イノシシのモモ、これにエストラゴン(ハーブです)ソースを塗って、その上にパン粉を付け、上火のオーブンでゆっくりロースト。添えてあるしょうげんじは、茹でこぼして少しアク抜き。最後に、セップとポルチーニ(どちらもヨーロッパの高級きのこ)と生クリームで作ったソースを合わせます。
仔イノシシのモモ肉は、脂もなく、味わいはとても淡白なのですが、しょうげんじとキノコのソースと出会い、野性味豊かな複雑さをまとっていました。(ちなみに、合わせたのは1996年のフランスボルドー地方の高くない赤ワインでした。)
最後は、本当に定番の「松茸ごはん」!。少し固めのごはんが木曽の松茸の香りをまとって、「おいしゅうございました」
木曽では先週末から今週にかけて雨が降り、地面の温度が下がりました。
松茸や本シメジ、しょうげんじなど、これからが旬。
安い松茸を探して、今週末も道の駅を回るつもりです。
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