2016.10.03 [ 味・食文化 ]
松茸の季節到来 その1
木曽地方事務所 環境課 M.K. です。
木曽の秋は「きのこ!」ですが、今年は暑い夏だったせいか、あまりお目にかかることがありません。それでもと思い、土曜の午前中、木曽路の道の駅5軒をはしごして、しょうげんじと松茸をゲット!
昨年と同様、長野市の友人のお店に持ち込んで、信州産ジビエと一緒にコースにしていただきました。
冷たい前菜は、「信州産鹿のパテ」。パテの周りには果物のコンフィ、マスタードにほおずき。
鹿のももに脂身のうまさがしっとりと練り込まれ、口福な一瞬。少し塩味や鹿肉のクセがあっても、果物の甘さやマスタードの酸っぱさが、もう一口、もう一口と箸をすすめさせます。
次に、温かい前菜、「フォアグラのホイル焼き、松茸と」。香りにはスダチ。
フォアグラには粉をあて、両面に焼き色を付けてあります。千切り松茸と一緒にホイルに包み、スチームコンベクションオーブン(略称「スチコン」、蒸気で熱を加える優れモノオーブンです。)で、一定に熱を入れていきます。焼き上がりのホイルを開くと、フォアグラの脂と松茸の香りが・・・・。
絞ったスダチの爽やかな青い香りが鼻腔を擽ります。濃厚なフォアグラ、爽やかなスダチ、香りふくよかな松茸。
そしてもう一つの発見。ぎりぎりの温度で調理した松茸。香りも良いのですが、食べると「甘い!」。直火で焼くと熱が入りすぎるのですね。朝採り新鮮で、調理の温度がぎりぎりだと、松茸が甘くなるとは、発見です。
次は、定番の「松茸の茶碗蒸し!」ではなく「松茸のフラン」。(フランス料理です。といっても茶碗蒸しと調理方法はそう変わらないのですが。)溶き卵、フォアグラ、生クリーム、牛乳、コニャック(フランスのブランデー)をミキサーにかけ、松茸と一緒にカップに入れます。それをスチコンで蒸しあげ、最後にバルサミコ酢(イタリアの熟成させた酢です。)を振りかけ完成!
スプーンを入れると、松茸がフォアグラの香りと一緒に飛び出してきます。口に入れると、松茸と少し優しくなったフォアグラの脂、生クリームと牛乳の自然の甘さが、とろけます。
さて、ここまでは「前菜」。
第2部から「メイン料理」になります。ご期待!
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
木曽地域振興局 総務管理・環境課
TEL:0264-25-2211
FAX:0264-23-2583