2015.09.15 [ 自然・山・花 ]
南アルプス高山植物保護ボランティアに行ってきました
農地整備課の中年Yです。
9月5日(土)~6日(日)の2日間、南アルプス聖岳(標高3,033m)へ高山植物保護ボランティアに行ってきました。(※ニホンジカの食害を防ぐ柵を設置する作業など)
静岡県の有志と一緒に、南アルプス高山植物保護ボランティア作業の一環として、6月の三伏峠に続き今年2度目となる聖岳へ行きました。
聖岳の防鹿柵設置作業には平成19年からM虎男と一緒に毎年参加していますが、
今回M虎男は都合がつかず、農地整備課からは私だけ参加しました。
当日、麓の南信濃村便ヶ島を6時出発予定でしたので、朝3時に起き、飯田の自宅を3時半に出発しました。
途中、飯田市上村の下栗集落を4時半頃に通過しましたが、満天の星空と聖岳方面のシルエットがとても美しかったです。
5時過ぎ、便ヶ島に到着し、朝食を済ませ準備をしていると、以前兎岳の防鹿柵設置作業で一緒だった「遠山山の会」のKさんが現れ、
「Yさん、お久し振り!!参加するんだね。丁度良かった。これ担いでってくれる?」と渡されたのが、南信濃名物の遠山ジンギス・・・
ザックに余裕もあり、断る理由もないので「はい。かしこまりました!!」といって、重い肉塊をザックに入れました。
今夜はおいしい遠山ジンギスにありつけられるかもと期待がふくらみます。
定刻より遅れること20分、活動を取り仕切っている静岡県のUさんが6時20分に到着し、長野県側の登山口から総勢15名が出発。
作業箇所の聖平は、標高2400m付近の聖平小屋周辺で、13時から作業開始の予定です。
10時に薊畑(あざみばた)に到着した私は、清掃登山と高山植物保護パトロールを兼ね、腕章を付けて一人で頂上へ向かいました。
多少時間がぎりぎりかな?体力は?などと迷いが生じましたが、修行だ!全てが修行なのだ!とその迷いを断ち切るため、
観自在菩薩、行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空・・・と般若心教を心の中で唱えつつ頂上を目指しました。
小聖岳を過ぎると、少々赤みを帯びた岩塊が眼前に迫ってきて圧倒されます。
そして、11時20分聖岳の山頂に到着しました!!南アルプスの主峰赤石岳をはじめ数々の名峰を望むことが出来ました。
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