い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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かみいな風景一話~明治150年!伊那県庁(飯島陣屋)の志士達の物語!!

激動の歴史をたどることとなります。

伊那県庁の人々による「御一新」の理想実現の挑戦は、語り継がれない史実として

埋没してきました。

 

私が「伊那県商社事件」の話を伺ったのは、昨年春「上郷史学会」の

公開講演においてです。伊那谷を舞台とした知られざる「もうひとつ

の明治維新」の事実に参加者は熱心に聞き入りました。

講師の青木  隆幸さん(長野県立歴史館(当時) 喬木村出身)

信州と伊那谷への深い愛情を感じる、引き込まれる内容でした。

明治150周年の数年前より、この事件を改めて掘り起こし、

研究成果を郷土研究誌「信濃」、「伊那」に発表、昨年夏の

歴史館企画展、新聞紙面でも発表されました。

 

青木さんの話では、伊那県があくまで「等価交換」にこだわった

理由は、御一新の世に理想(幻想?)を抱いた伊那県庁の人々の存在

であり、それらの人々と背景となった三遠南信の平田国学の「自力

の尊重」の土壌は、この地におけるその後の自由民権運動、青年団

運動、農村更生運動へと発展し、現在の地域づくりのメッカと言われる

伊那谷につながっているとします。

また、誤解を受けがちな平田国学ですが、日本発の思想として、

西洋の人間中心主義を超える力、すべての生命が響鳴する世界を想像

する力を持っている「環境の世紀」に求められる思想であること、

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