2013.10.19 [ 歴史・祭・暮らし ]
後の月愛でる頃【井月さんのこころ31】
井月さんのこころ シリーズ その31
12日(土)中尾歌舞伎の秋季公演「人情噺 文七元結」が伊那市長谷溝口の熱田神社でありました。南アルプスふるさとまつりの前夜祭として、また、熱田神社の例祭宵祭に併せての開催でした。
写真: 中尾歌舞伎の秋季公演「人情噺 文七元結」(伊那市長谷 熱田神社にて)
(あらすじ)
江戸っ子で腕はたつが、博打と酒好きで借金だらけの左官職人「長兵衛」。夫婦喧嘩が絶えない。
娘の「お久」は吉原に身を売って父親の再起を願う。その心情に打たれた遊郭の女将「お駒」は、娘を小間使いに雇うことにするから、一生懸命に働いて早く迎えにくるようにと諭して「長兵衛」に五十両を貸す。
「長兵衛」は折角こしらえてもらった身代五十両を、掛取りの金を掏られたと思い込み大川へ身投げしようとしていた大店の手代「文七」にくれてしまう。
また博打に使ってしまったものと思い込む妻「お兼」との大喧嘩。そこへ大店和泉屋「清兵衛」が手代「文七」を連れて金を返しに訪れ、娘の孝心に感心して身請けし、「お久」を「文七」の嫁にと申し込む。
写真: 開演挨拶 伊那市長谷地域自治区長 中山晶計さん 中尾歌舞伎保存会顧問 西村篝さん
名演技。どんでん返しの大団円で、おひねりが飛び交い、拍手喝采で幕となりました
春の公演は中尾座で行なわれました(遡回その9)が、今回の秋季公演は午前11時からここ「熱田神社」のほか、午後3時から東春近田原の「白山神社」でも行なわれました。
落成250周年を迎えた国の重要文化財「熱田神社」については、去る8月15日と昨年10月15日のブログ記事に詳しく紹介されていますので、ご覧ください。
その12日(土)午後4時から、全国女性消防操法大会へ出場する南箕輪村消防団の女性消防操法の演技披露と激励会が開催されました。
写真: 南箕輪村消防団 女性消防操法全国大会出場激励会(南箕輪村民センターにて)
唐木村長あいさつ 藤田消防団長あいさつ 代表者(征矢さん)決意表明
激励会に寄せた阿部知事からのメッセージ(地方事務所長代読)は次のとおりです。
南箕輪村消防団選手激励会への知事メッセージ
南箕輪村消防団の全国女性消防操法大会への出場、誠におめでとうございます。また、選手激励会が、このように盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。
南箕輪村消防団は、県内でも女性消防団員による活躍が 特に顕著であり、今年の村のポンプ操法大会でも、女性団員が男性団員と同様に選手として出場されたほか、過去には、県操法大会において模範操法を披露された実績があると伺っております。
県内では男性団員が減少する一方、女性団員は 緩やかな増加傾向にありますが、このような女性の活力により消防団活動が活発化していくことは、大変喜ばしく、意義があるものだと思います。
今回、全国大会に出場される選手の皆様におかれては、それぞれ お仕事をお持ちの中で、早朝や夜間の訓練を重ねられていることと存じます。そうした選手の皆様の御努力、また、選手を支えている多くの皆様方の御労苦に、深く敬意を表するものであります。
現在は、最後の調整に余念がないことと存じますが、体調管理には十分留意され、県下77消防団 約3万6千人の団員の代表として、大会本番では、その持てる実力を遺憾なく発揮し 活躍されることを期待しております。
結びに、南箕輪村消防団の益々の御発展と、本日御臨席の皆様方の御多幸を御祈念申し上げ、激励の言葉とさせていただきます。
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