2015.03.25 [ 歴史・祭・暮らし ]
上伊那歴史散策 ~殿島城址公園~
こんにちは。
魅力発掘探検隊(歴史・祭・暮らしグループ)の中年Mです。
今回は、伊那市東春近の高台にある「殿島城址」のご紹介です。
殿島城は、殿島大和守重国が、天文年間(1532年~1555年)の初めに築城して、この地方を治めていた頃のものだそうです。
しかし、弘治2年(1556年)に武田信玄が伊那に侵入して降伏を迫ってきた時に、伊那の諸士は防備を堅くし毅然としてこれに対抗したものの、力及ばず、伊那市狐島の「蓮台場」にて磔にされ、後に黒河内(伊那市長谷)の「八人塚」に葬られました。
蓮台場、八人塚については、以前、このブログでもご紹介したことがありますので、こちらもご覧ください。
さて、当時は稀に見る大きな平山城(ひらやまじろ)であったとのことですが、現在は公園として整備されています。
周囲には、当時の堀や土塁の形状が残っていて、昔は城であったことを感じさせる公園となっています。
皆さんも、公園の周りを歩きながら、昔のお城の姿を想像してみてはいかがでしょうか。
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