い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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伝統野菜の魅力発信!「高遠在来とうがらしフォーラム」が開催されました。

こんにちは!上伊那農業農村支援センターのS&Sと申します。

 

先月の記事で紹介した「高遠在来とうがらしフォーラム」が、10月30日(土)に高遠町総合福祉センター「やますそ」で開催されました。

感染症対策を講じた中で30名以上の方が参加され、大変有意義なフォーラムとなりました。


会場の一角に設けられた販売ブース。高遠とうがらし尽くしです!

 

第一部では、信州大学農学部 松島 憲一 准教授から「信州伝統野菜と高遠在来とうがらしの魅力」をテーマにご講演いただきました。

松島先生によると、長野県では現在81品種もの伝統野菜が選定されているそうです!
伝統野菜と聞くと思い浮かべる京都府(41品種)石川県(15品種)に比べてもその数は圧倒的に多く、長野県は全国でも有数の「伝統野菜の宝庫」と言えます。

ちなみに、信州の伝統野菜に選定されるには、

来歴:昭和30年代以前から栽培されている
食文化:当該品種に関する行事食や郷土食が伝承されている
品種特性:固有の品種特性が明確になっている

という3つの条件を満たす必要があります。ただ古ければいいというわけではなく、様々な審査をクリアした品種だけが、信州の伝統野菜として認められるんですね!

なお、フォーラムの主役である「芝平なんばん」と「高遠てんとうなんばん」については、以前の記事でも紹介しておりますので、今回は割愛します。(こちらもぜひご覧ください!)


県内各地の「在来とうがらし」を紹介する松島先生

 

第二部では、料理研究家 横山 タカ子 先生から「家庭で楽しむレシピ紹介」をしていただきました。

横山先生は、県の「おいしい信州ふーど公使」にも任命されていて、県産農産物や郷土食の魅力発信のため、ご尽力いただいております。

おいしい信州ふーど大使・公使について

今回は感染症対策のため、残念ながら料理教室や食事会を行うことはできませんでしたが、とうがらしを使った家でも作れる簡単アイディアレシピを多数ご紹介いただきました。

醤油漬けは、黒く焦げ目がつくまで網焼きしたとうがらしを醤油に浸して冷蔵するだけのシンプル活用法です。とうがらしは酒のおつまみとして、醤油は風味豊かな調味料として、2種類の食べ方で楽しむことができるそうです。

また、佃煮にする場合は、とうがらしの葉っぱも一緒に入れることで、辛みがまろやかになるそうです。さらに、葉っぱは油でいためることでビタミンの吸収効率がアップし、健康にもよいとか

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