10月31日(月)伊那市荒井のニシザワいなっせホールで湯浅誠氏をお招きし、信州こどもカフェ上伊那地域子ども応援プラットフォームと長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議合同研修会『こども基本法の活かし方』~私たちができること~を開催いたしました。
当日は、約120名の方にお越し頂きました。ご参加くださいました皆様、どうもありがとうございました。
『通訳者』の重要性を指摘!
こども食堂を地域に根付かせるために、自治会や行政機関と民間の団体との間を取り持ち、双方の立場や言葉を理解できる『通訳者』がいることで、意思疎通がスムーズになると湯浅氏から説明がありました。
地域の足腰が弱っている!
町内会や子ども会のような地域のコミュニティが減少し、『地域の足腰が弱っている』とし、課題のある人を見つけにくくなっている。「自分が行きたいから行く場所」という気軽に立ち寄れる空間が、多様なつながりに発展していくことが重要であるとのことです。
こども食堂は誰もが行ける場所!
全国で少なくとも6000カ所余に上ることを紹介。多くのこども食堂は地域の高齢者なども利用でき、幅広い世代の交流の場になっているそうです。困っているこどもが行く所のイメージを取り払って考えることが必要との指摘がありました。
事務局より
大勢の方にアンケートのご協力をいただきました。参加された殆どの方は研修会の内容に満足というご回答をいただきました。大変ありがとうございました。
こども食堂は地域コミュニティづくりの拠点として位置付けていく必要があると改めて認識しました。これからも機会があれば、このような研修会を開催したいと思います。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
今回の講演会に参加された方の感想の一部をご紹介します。
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『地域の中で通訳者を増やすことは大切だというお話が印象的でした。また、地域づくりに地域団体やNPO法人、企業が積極的に取り組むようになった今の社会で、行政ならではの役割が自分の中では整理できてなかったですが、得手、不得手がある(行政は赤信号、民間は黄信号が得意)という話は行政職員として励みになりました。』
『是非皆さんで力を合わせ、つながってねばり強くがんばってまいりましょう。本当にありがとうございました。』
『教育分野に携っていますが、対応できない課題が増えてきていることを痛感しています。本日の湯浅先生のお話を拝聴して、他分野、他機関とのつながりの大切さと必要性について再認識しました。難しいのは、自分ひとりの力ではどうにもならない部分についてどのように声を上げていくのかと感じています。こうした研修会を通して、1歩でも前に踏み出せる機会が必要だと思いました。』
『誰でも気軽に来られる場所づくりをしたいと思っていますが、個人の力では到底無理で、企業体でやろうとしても、どうやって採算をとるか、と問われてしまうと出来ずもどかしく感じています。数年前にこども食堂に載った子がいじめられる案件がありましたが、今自分が参加しているこども食堂は楽しみにして来られる方々の笑顔でいっぱいです。誰もが行ってもよい所と言う認識になるまで地道に続けられてこられた先輩方に感謝です。』
『本当にわかりやすくて、私が不安に感じていること、肌で感じていることは全国で課題になっている事なんだと、改めて知ることができました。こども食堂の活動を続けていくしかないです。今日参加できてよかったです。ありがとうございました。』
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