じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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上小ふしぎ発見!?(その27)日本武尊の足跡をたどる~御座石~

御座石 奥の建物は男石神社 ミステリーハンター見習いのKです。

日本武尊が信濃に入った足跡をたどるシリーズの4回目、これまで鳥居峠山家神社竹室神社を紹介してきましたが、今回は、上田市殿城赤坂にある御座石(ございし)」です。

この「御座石」ですが、以前、「上小ふしぎ発見!?(その17)」で境内の池に棲む鯉について紹介した瀧宮神社の隣を通り男石神社に通じる道の脇にある大きな岩で、その上には祠があります。上田市誌によると長さ12尺(約3.6m)、幅9尺(約2.7m)とのことです。

この石には次のような伝説があります。

上から見た「御座石」 竹室を発った尊がこの地に来た時、石の上に現れた諏訪明神が「賊がいる」とお告げになられたので、尊は大きな矢を放って賊を退散させることができました。そこで、尊は諏訪明神がお立ちになった石の上にお神酒を供え、感謝の意を表したところ、石の上に尊が供奉した時の台の跡、御膝の跡、御沓の跡が残り、それからこの石を「御座石」と呼ぶようになったとのこと。
 また、尊が放った矢は石と化し今も残っており、御座石から南に700mほど離れた良泉寺の門前にある「矢石(矢沢石)」はその一つと言われています。

御座石にはくぼみが見えますが、私にはどれが何だかわかりません。

「矢石(矢沢石)」 「矢石」の別角度からのアップ

 また、矢石ですが、良泉寺の総門の手前右側にあります。総門の手前には碑などが幾つかありどれが矢石かわからなかったので、お寺の方に教えていただきました。お忙しいところありがとうございました。
この石は幅の割に薄く少し反っており、とても矢を想像することはできません。また、矢のどの部分かわかりませんが、かなり大きな、太い矢だったに違いありません。こんな矢を射た日本武尊ってどんな体格をしていたんでしょうか。興味が尽きません。

■ 「御座石」のある場所はこのあたり↓↓↓
*瀧宮神社や以前紹介した瀧水寺を目標にするとわかりやすいと思います。
*矢石のある良泉寺は、地図をスクロールすると右下にあります。

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