信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

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安全第一の林業技術者に~森林・林業セミナー~

林業総合センター指導部です。
森林林業に関する知識と技術を習得する森林・林業セミナーも研修終盤にさしかかり、専門技術者として必要となる安全作業の徹底を図るための実習を行いました。
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自然を相手に大きくて重い樹木を扱う林業では、一つとして同じ条件ということがないため、常に安全を意識していないと、ちょっとした不注意が大事故につながってしまいます。
これを防ぐには、やはり実践が重要ということで、今年は台風21号で倒れかかった木の安全な処理作業を実施してもらいました。
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安全な作業を行うために一番大切なのが、伐採前の準備。
効率ばかりを求めてしまうと、その場の勢いだけで作業に入ってしまいますが、今回は研修生同士で「どの木からどのように処理していけば良いか」、「どんな道具を使ってどう伐るか」を徹底的に話し合ってもらいました。
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話し合いをしていると、人によって倒す順番や方法が異なっていることに気付きます。
そこで、みんなの意見を調整していくわけですが、この時に、正解が一つでは無いことやどうすれば最もリスクが無い方法で伐採できるのか、道具の使い方に関する改善提案なども生まれます。
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普段の作業であれば、自身の経験を重視して瞬間的に方法を決めてしまいますが、ここに時間をかけることで、より安全な方法を模索していきます。
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こうして、グループ作業を進めたことで、倒れかかっていた木がきれいに片づき、冬を迎える準備が整いました。
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実習の最後に行った労働安全に対する意見交換の中でも、「常に二人以上で話し合いながら作業をすべきではないか」とか、「安全教育の機会が不足しているので、全員に義務化すべき」という意見が出たほか、「安全作業に必要な装備が不十分な人に業務を発注させるべきでは無い」とか、「安全を軽視した事業費になっている傾向があるので改善して欲しい。」「安全装備にかかる費用を経費に盛り込んで欲しい。」といった、経費負担にかかる話題も出されました。
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確かに、自分一人で改善できることと、出来ないことはありますが、「明日から自分で出来ることを考えてください」と提案したところ「危険を理解したうえで作業に取りかかる」「飲み過ぎない」「自分の仕事に没頭せずにまわりを見る」「作業前のKY活動を徹底する」「チェックシートを作る」といった答えが返ってきました。
こうした研修を通じて、安全作業への意識が高まり、労働災害を起こさない専門技術者として県内の林業を支えて欲しいと思っています。

〈本件に関するお問い合わせ先〉
林業総合センター指導部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

 

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