信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

根拠を確かなものにするために

長野県林業総合センター指導部です。
林業総合センター指導部では、林業を担う人たちに向けた様々な研修や技術指導をおこなっています。

林業は、植えて育てて収穫するまでに長い年月が必要で、さらに大きくて重い木材を収穫することとなるため、常に多くの課題を抱えています。

林業従事者に対する研修や技術指導を行っている林業総合センター指導部では、研修時などに技術者の方から現場で困っていることに対する相談や、各自の創意工夫などの紹介をいただくことがあります。

現場で困っている課題や、各自での創意工夫の中には、広く県内に普及できると思われるものもありますが、実際に県下へ普及させていくためには、その技術が本当に確かであるかを検証する必要があります。

以前のブログで紹介させていただいた、「チェーンソー選びのヒント」も、現場で働く技術者から戴いた意見をもとに調べてみたものです。
こうして調べた結果を皆さんにご紹介していますが、本当に正しい結果と言えるのか?という疑問や、乾燥した木材を伐ることと、山の中の現場は違うのではないかといった多くの疑問が生まれてしまいました。こうした疑問を解消し、本当に確からしいかどうかを確認するためには、利害関係がない専門家の意見を聞いて、どなたが見ても確かであるとの確証が必要になってきます。

そこで、自分たちが調べた結果が学術的に見て確かであるといえるのかどうかを確かめるため、学会で研究発表を行い、その内容を吟味していただくこととしました。
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参加したのは、中部地方の林業関係者が多く集まる中部森林学会。私たちのような都道府県の技術者でも参加しやすい学会となっていることに加えて、発表内容をきちんとまとめておくと、専門家の先生の審査を受けることが出来、論文として残すことが出来ます。

平成29年10月21日に福井県で開催された第7回中部森林学会では、指導部から3名がそれぞれ研究発表を行いました

一つ目は、先のブログでも紹介したチェーンソーの使い方に関する提案。
乾燥した木材での試験結果では現場のことがわからないとの指摘を受け、カラマツの皆伐作業現場で実際に行っている伐採作業を解析し、作業効率を調べました。
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その結果、胸高直径30㎝以上の木を伐採する際には、1クラス大きなチェーンソーを使うことで作業時間が確実に短くなる結果となりました。
作業員の方にお聞きすると、大きくなることで重くなることより、早く切れるほうが良いとの感想もいただきましたが、個人差もあることからこの点についてはさらに検討する予定です。
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