信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

林業機械伐倒シミュレータ体験

長野県林業総合センター指導部です。

山の奥で重い樹木を扱うことが多い林業の現場で徐々に機械化が進み、最近では高性能の林業機械が開発され、各地に導入されています。

これに伴い、高性能林業機会を操作する人材の育成も必要になってきていますが、機械本体が高額で、間違って壊してしまうと修理代もかさむことから、実際の機械を使って気軽に練習をするわけにはいきません。さらに、訓練のために実際の立木を何本も切り倒すことも簡単にはできませんし、そんなフィールドも探すのが大変です。

こうした中、林業機械メーカーの「コマツ」が立木の伐採から一定の長さに切りそろえる「玉切り」までを行う「ハーベスタ」と呼ばれる高性能林業機械の作業を疑似体験できる訓練シミュレータを開発し、そのデモンストレーションとして林業総合センターに来ていただけることになりました。

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「コマツ」では、全国各地で訓練シミュレータのデモンストレーションをしており、長野県林業大学校の一年生が体験したとのことでしたので、今回は県内の林業普及指導員をはじめ、林業機械の研修を行う機会が多い長野県林業労働財団と信州大学農学部に声をかけ、皆さんで体験していただくこととしました。

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今回、コマツさんが運んできたシミュレータは、パソコンと左右の操作レバー一式が一つの箱で運べる非常にコンパクトなものです。

それでも、実際の機会と全く同じ操作レバーで操作することができ、画面には機会が樹木に触れれば、木のかけらが飛んだり、チェーンソーで伐採すれば切りくずが出たりと、リアルな映像で作業の様子が映し出されます。

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シミュレータを動かして映像を見ると、ブームの先端にある木をつかんで伐採するヘッドと呼ばれる部分が、重機を動かすたびにブラブラと揺れたり、あまりにも手前でヘッドを動かすと重機にあたる映像が映し出されるなど、リアリティ満点。

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今回は、技術指導の方がいたことから、普段、高性能林業機械を使う機会が少なく、慣れない私でも、恐る恐る機械を前に進め、木をつかんで伐採する疑似体験をすることができました。

残念ながら、私が伐採した木は、玉切りのために送り出す方向を間違えて、アッという間に地面に落っこちてしまいましたが・・・。

玉切りしそこなった木が画面から見えなくなったので、「まあ・いいや!」と放置しておいて、次の木に向かおうとしたら、機械が前進しなくなりました。

困った顔をしていたら、技術指導の方が研修用に作った特殊なボタンを押して、ドローンで撮影したような重機を上から見た映像を投影してくれました。

そこには、先ほど切った木が邪魔をして機械が動けなくなっている現実が映しだされていました。

そんなところまで、リアルに再現しているのかとびっくりしましたが、こんな形で機械の操作を疑似体験できたのは貴重な経験となりました。

 

今回実演していただいたシミュレータは、本物の機械に比べれば、はるかに安い価格であり、これを機会に研修用として導入されたところもあるようです。確かに画面のリアリティは高く、操作レバーが本物と同じというのは、電車や飛行機などの操縦訓練に使用しているシミュレータと同じように林業の世界でも導入を考えてもよいかもしれません。

とはいえ、個人や一企業で購入できるような価格ではありませんし、機械自体もかなり精密な印象でしたので、購入した後のメンテナンスが大変かもしれないと感じました。

 

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉

林業総合センター指導部

TEL:0263-52-0600

FAX:0263-51-1311

メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

 

 

 

 

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