2014.12.22 [ 南信州の観光・自然・花南信州の伝統・文化・史跡 ]
南信州の民俗芸能リポート ~ 「遠山の霜月祭り」に究極の”遊び”を見た!!
最高神の 「天伯(てんぱく)」が 大トリで登場
(この上町では特に「冨士天伯」といい、金王、猿田彦の神といわれますが、その正体は
霜月祭りの大きな謎とされています)
東 南 西 北 中央 の五方をめぐり 弓を引く所作をします
「天下泰平 五穀豊穣 村内安全 目出度く叶う」
天伯様は 顔で「叶」の文字を宙に描いて締めます
(ここで、残念 カメラのバッテリー切れで写真なし・・・)
この後 「神送り」の儀式
そして 「遊びのさ送り」
社殿にいる全員が、幣を受け取り、「そうれ」の掛け声で一斉に幣を湯の上飾りの上に
投げ上げます。飾りに引っかかるとこれからの一年間運がよく良いことがあるそうです。
最後に、「おめでとうございます」と皆で頭を下げて祭りは終わりました。
午前7時頃に直会(なおらえ) 皆さんで温かいおじや(雑炊)をいただきました。
社を出ると、昨日までの悪天候が晴れ、山々から朝霧がのぼり、
「生まれ清まり」の太陽が輝く快晴の朝でありました!
この上町・正八幡宮の霜月祭りの由来は、建保元年(1212)京都から持ち帰った湯立神楽と
神面の舞とされていますが、さらに承中年間(931~937)にも遡る起源伝承もある、少なくとも
八百年以上民衆の中で伝え続けられてきたもので、その事だけでも驚かざるをえません。
遠山の霜月祭りは、毎年12月上中旬、遠山郷(上村・南信濃地区)の各神社(今年は九社)
で開催され、それぞれに個性ある神事が執り行われています。 「坂部の冬祭り」を始めとする
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