2017.06.22 [ 南信州の観光・自然・花 ]
アレチウリの見分け方 ~6月はアレチウリ駆除強化月間です~
先日、飯田市の松川沿いにおいて、特定外来生物「アレチウリ」の駆除活動に参加してきました。
早朝、20名ほどが集まって、30分ほどアレチウリを手で抜き取りました。
短い時間でしたが、米袋7つ分くらい、重量にしておよそ30kgのアレチウリを抜き取ることができました。
さて、アレチウリは、在来種である「クズ」とよく似ています。今回はこの見分け方をご紹介します。
見分け方その① 葉の出方が違う!
左がクズ、右がアレチウリです。
クズは、茎から3枚1組の葉を付けますが、アレチウリは茎から1枚ずつ独立した葉をつけます。
見分け方その② アレチウリには巻きひげがある!
アレチウリにはこのように他の植物に巻きつくための巻きひげがありますが、クズにはこれがありません。
各地域におけるアレチウリの駆除活動について、今後長野県のウェブサイトでご案内する予定です。
もし参加できそうなものがあれば、ぜひ参加してみてください。
ちなみに…
アレチウリは北米原産の外来生物で、日本では特定外来生物に指定されています。
一方、クズは日本では国産の在来種ですが、アメリカでは侵略的外来生物とされているそうです。
同じ植物でも場所が変わると厄介者になってしまうのですね。
草むらに入った時には、靴についた種をはらうなど、少しの工夫で生態系のかく乱の可能性を小さくすることができます。
何の罪もない植物を駆除しなければならない事例を減らせるように、皆さまにも少し意識していただけるとありがたいです。
★この時期よく見かける特定外来生物については、こちらの記事もご参照ください!
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